【空から】下関運転所と巌流島と関門橋

2017.12.31


山口県下関市。
関門海峡の北岸、本州の最西端の街に広がる広大なヤード――下関運転所。
EF65やEF66といったブルートレインをひく直流電気機関車が、ヘッドマークをつけたまま集結するシーンがなつかしい。
1901(明治34)年に開業した下関駅は、このヤードよりやや北側に位置し3面のホームが見える。
小瀬戸の穏やかな水面のむこうは、彦島老の山。
響灘から続く関門海峡のむこうは、もう北九州市。
手前には、下関港国際ターミナルにつける関釜フェリーが見える。

宮本武蔵と佐々木小次郎が闘った巌流島


視点を南側へうつすと、関門海峡に浮かぶ小さな島。
佐々木小次郎の流儀「厳流」からこう呼ばれるようになった、巌流島。
1612(慶長17)年、宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘を繰り広げた島。
正式名称は船島。
明治以降、埋め立てを重ね、島の大きさは決闘当時の3~6倍に広がったという。

ハンガーケーブルの曲線美、関門橋


こんどはぐるっと視点を北側にうつすと、関門橋。
ハンガーケーブルの曲線とトラスが織りなす造形美。
この橋を境に、山口県側(写真左)が中国自動車道、福岡県側が九州自動車道。
手前には下関の無料遊園地「はい!からっと横丁」の観覧車や海響館。
下関のにぎわいは、この唐戸地区から始まった。
明治期、各国領事館や外国商社、代理店、銀行などが建ち並んだ唐戸地区。
海外貿易拠点として栄えた街の名残も点在。
いまも、旧秋田商会ビル、旧下関英国領事館、山口銀行(旧百十銀行本店)、下関南部町郵便局など、明治期を想わせる建築物が、この街を見つめている。


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