まだ 晴れています

真っ直ぐな線路が続きます。大庭駅から次の下新駅までは上高地線の駅間では最長の1.8kmあります。

保線スタッフがいます。

下新駅です。ホーム奥の右にログハウス風の駅舎が見えています。駅名標は撮りそこないました。

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この写真は2017年1月7日に上高地線に乗った時に撮った下新駅舎です。駅舎が写っています。

1.0kmで北新・松本大学前駅。直線が長く続くのに、何故か駅の手前でカーブしています。意地悪だなぁ。(笑)
画面下部が白っぽいのはワイパーの拭き取らない部分の汚れです。手前の踏切は2016年(平成28年)まで長野県内で唯一残った警告音を機械式で鳴らす”電鐘踏切”でした。現在は普通の電子式の警告音になっています。

ホーム自体がカーブしています。この駅で乗客の9割以上が下車しました。たぶん学生さんなのでしょう。1921年(大正10年)の駅開業時は北新駅でした。2002年(平成14年)松本大学がこの地に開校し現在の駅名に改称されました。駅名標を撮りこぼしています。

0.8kmで新村駅。島式ホーム1面2線で列車交換をします。

近づくと松本行上り列車の横に小さな電気機関車が駐まっています。2017年1月に来た時もここにありました。

ED30形電気機関車3号機です。1926〜1927年(昭和元年〜2年)アメリカで製造、信濃鉄道(現・JR東日本大糸線松本〜信濃大町)に輸入された3台のうちの1台です。この信濃鉄道の国有化で国鉄の車両となり、1956年(昭和31年)に廃車となって岳南鉄道に貸し出された後に西武鉄道に譲渡されました。1960年(昭和35年)に松本電鉄に譲渡され2005年(平成17年)まで現役で活躍していましたが、現在は除籍されて静態保存されている車両です。復路に新村駅で下車して改めて写真を撮っています。

新村駅には車両所があります。

駅名標。

駅やその前後以外は比較的真っ直ぐだった線路が左にカーブ。

1.4kmで三溝駅です。

駅の手前にある看板。乗鞍岳と温泉旅館(34km離れていますが)。

ホームは単式のシンプルな造りです。

駅名標。背後の空が天候の急変を告げています。あの黒い空の下は驟雨です。

降りたお客さん、待合室があります。東の方、松本は晴天。

と言ふ理由で、空模様が急変している方角に走っていきます。【私鉄に乗ろう 39】アルピコ交通 松本電鉄上高地線 その3 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)