【私鉄に乗ろう 44】京福電鉄 嵐山本線・北野線 その5
また0.3kmという短い駅間で鳴滝駅です。
上り列車と交換します。
駅名標。
踏切から向こうが有名な「嵐電桜のトンネル」
線路の両側にソメイヨシノが植えられています。
0.5kmで宇多野駅。雨が落ちてきました。下りホームの上屋は波板風です。
上下ホームは千鳥式にズレて設置されています。お互いに行き来はできません。
上りホーム。こちらの上屋は真っ平ら。駅を越えた所にある踏切で下りホームに行けそうです。
上りホームの駅名標。1925年(大正14年)開業時の駅名は高尾口、景勝地高尾が駅の北西にあるので、その玄関口ということでした。モータリゼーション以前はここから徒歩で行ったのでしょうか。2007年(平成19年)に宇多野に改称されています。
0.4kmで御室仁和寺駅。雨で線路が濡れています。
下りホームの木造駅舎が何とも渋いです。
駅舎とホーム上屋は繋がっています。すごく良い雰囲気。下車してゆっくり駅舎が見たいな。
復路に撮った駅名標。開業から2007年までは御室駅でしたが御室仁和寺に改称されました。1994年(平成6年)「古都京都の文化財」として清水寺など17件の世界遺産に登録された仁和寺までは徒歩2分です。元々、仁和寺が出家後の宇多法皇が住んだことから御室御所とも呼ばれていました。
宇多野と同じ様なカーブに千鳥式配置の妙心寺駅。御室仁和寺駅から0.4km。
上りホームは真っ直ぐです。
こちらも復路に撮った駅名標です。妙心寺は、臨済宗妙心寺派大本山で配下に3500もの臨済宗の寺があります。妙心寺の周囲を50近い塔頭の寺院が取り囲んでいて実に広大な寺院群です。全部回ろうと思ったら1日では無理かも。
もうすぐ終点の北野白梅町ですが、【私鉄に乗ろう 44】京福電鉄 嵐山本線・北野線 その6 に続きます。
(写真・記事/住田至朗)