※この「私鉄に乗ろう」の写真は、筆者がプライベートな旅で撮影したものです。鉄道会社さんから許可をいただいていませんので、乗車券があれば誰でも入れる場所から、手持ちで撮影したスナップ写真です。ポケットに入るコンパクト・デジタルカメラ(SONY DSC-WX500)で撮影しています。今回の写真は、2017年12月10日と2018年2月16日の2日間に撮影したものから選んでいます。

福井鉄道福武線をもう一度

【私鉄に乗ろう 14】えちぜん鉄道勝山永平寺線その4で一部車両を中心に福井鉄道福武線を紹介しましたが、ほとんど駅を紹介していないので改めて越前武生駅から乗ることにします。

福井鉄道福武線の歴史は複雑です

特に経営困難に陥ってからの変遷は輻輳しているので省略します。1924年(大正13年)福武電気鉄道が、旧陸軍歩兵第36連隊の兵員輸送を名目に武生新駅(現・越前武生駅)〜兵営駅(現・神明駅)を開業したのが始まりです。1945年(昭和20年)福井鉄道発足。1979年(昭和54年)に廃止されるまでは貨物営業を行っていました。2006年(平成18年)には低床車両導入でホーム切り下げ工事。2013年(平成25年)新型F1000形車両投入。現在は4編成が稼働中。2016年(平成28年)駅前線延長で福井駅前停留所に改称。田原町駅でえちぜん鉄道三国芦原線と相互乗り入れを開始。・・・と、極めて簡略化した歴史です。

越前武生駅はJR西日本北陸本線武生駅から250m

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北陸本線の武生駅。ここから福井鉄道の越前武生駅までは歩いて5〜6分です。

※2017年12月10日撮影

越前武生駅。1983年(昭和58年)に新築された駅舎です。

※2017年12月10日撮影

改札。なんで2017年12月10日と2018年2月16日の写真があるのか、というと、実は12月10日は休日で福井市街軌道線の修繕を行っていたので「赤十字前駅」までの運行だったのです。「赤十字前駅」からは軌道線になります。一つ前の「花堂駅」で代行バスに乗り換え福井駅まで行きました。ですから「花堂駅」までの写真しかないのです。雪の無い写真は2017年12月10日です。

※2017年12月10日撮影

越前武生駅の乗り場は1番から3番まで、頭端式ホームです。

※2017年12月10日撮影

駅名標。2010年(平成22年)に越前武生駅に改称されるまでは「武生新駅」でした。

※2017年12月10日撮影

ホーム先端から。この後、右側の新型F1000形F1003で赤十字前に向かいます。

※2017年12月10日撮影

越前武生駅構内には多くの車両が留置されています。福井鉄道610形電車は元名古屋市交通局名城線1200形。既に廃車されている予定だったと思いました、が?

※2017年12月10日撮影

F1000形F1003の車内。

※2017年12月10日撮影

越前武生駅を出発、左に行きます。右奥には側線があってF1000形F1004が駐まっていました。

※2017年12月10日撮影

0.6kmで北府(きたご)駅。ピンが甘くてすみません。左手前の駅舎は登録有形文化財です。

※2017年12月10日撮影

駅名標。2010年(平成22年)までは西武生駅でした。北府(きたご)は駅所在地名ですが難読ですね。

※2018年2月16日撮影

北府駅の側線にも越前武生駅同様車両が留置されています。この元名鉄モ800形電車は2017年12月10日にも同じ場所に駐まっていましたが、2018年2月16日には「休止中」の張り紙がありました。

※2018年2月16日撮影

1.1kmでスポーツ公園駅。2010年(平成22年)開業の新しい駅です。

※2017年12月10日撮影

駅名標。車両がすぐに動き出して、慌ててシャッターを切ったのですが、一部欠けています。

※2018年2月16日撮影

0.7kmで家久駅。スノーシェルターを見ると「雪国なんだなぁ」と感慨を覚へます。

※2017年12月10日撮影

何故か福井鉄道福武線ではこの駅のみが「鉄道左側通行」の一般則に従わず右側通行です。

※2018年2月16日撮影

駅名標。

※2018年2月16日撮影

では【私鉄に乗ろう 49】福井鉄道福武線 その2 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)