「青春18きっぷ」ポスター紀行スペシャルトークショーに行ってきました
鉄道ファンには強い愛着を覚える人も多いJR青春18きっぷのポスター。その25年間のポスターを一挙に見る事ができる東京写真月間2016特別企画展:「青春18きっぷ」ポスター紀行ーあの1枚が、あなたを旅人にしたーが6月7日(火)から東京品川のキャノンSタワー2階キャノンオープンギャラリーで開催されている。
2106年6月18日(土)13:30から品川のキャノンSタワー3階キャノンホールSで鉄道写真家諸井貴志氏、長根広和氏と「青春18きっぷ」ポスターを1990年から担当してきたアートディレクター込山富秀氏によるスペシャルトークショーが開催された。
私事で恐縮だが青春18きっぷを使ってローカル線をウロウロしていると、この「青春18きっぷ」ポスターを思わぬ駅で見かけてジーンとしてしまう自分がいたりする。
旅情とは距離がつくる
良いコピーだなぁ。
だから本日のスペシャルトークショーは興味しんしん。筆者は長く広告制作(CM)の現場にいたのでムービーとスチールの違いはあってもロケ現場の苦労話は身に沁みて分かる。夏の広告を3月に、クリスマスの広告を真夏に撮影するのだから手っ取り早く海外ロケをするのだ。しかし「青春18きっぷ」ではそれはできない。
流石に広告写真のプロだから写真の合成や撮影方法など、どのように季節感を演出したのか、とても面白い話を聞くことができた。
夢中で聴いていたら、あっという間に90分間が終わってしまった。
もう一度ポスターの展示をゆっくり見直してから帰路についたのは言うまでもない。
会場で込山富秀氏の著書「青春18きっぷ」ポスター紀行(講談社/1800円税別)も売られていたので速攻で購入した。自分が訪れた駅も多いので読んでいると風景を思い出して少しセンチメンタルになってしまう。しかしそれもまた良いもんです。
このポスター展、キャノンオープンギャラリーでは6月21日(火)まで開催されているのでまだ見ていない方にはオススメします。
この後ポスター展は、北海道上川郡東川町、札幌、石川県金沢市、長野県小諸市、福岡県福岡市、高知県などに巡回する予定。
詳しくは日本写真協会のホームページをご覧下さい。
https://www.psj.or.jp/gekkan/schedule/index2016.html