※この「私鉄に乗ろう」の写真は、筆者がプライベートな旅で撮影したものです。鉄道会社さんから許可をいただいていませんので、乗車券があれば誰でも入れる場所から、手持ちで撮影したスナップ写真です。ポケットに入るコンパクト・デジタルカメラ(SONY DSC-WX500)で撮影しています。主に2018年2月17日(土)に撮影した写真ですが、2014年9月5日に撮影したものもあります。この写真は2014年9月5日撮影。2012年3月から運行された輪島出身の漫画家永井豪さんのラッピング車両(NT211)

のと鉄道は旧国鉄能登線

国鉄改革で第3次特定地方交通線に指定された能登線を1987年(昭和62年)に設立された石川県などが出資する第三セクターの「のと鉄道」が引き受けました。1988年(昭和63年)に、のと穴水〜蛸島間開業。1991年(平成3年)七尾線七尾〜輪島間の第二種鉄道事業者になりました。2001年(平成13年)穴水〜輪島間(20.4km)が廃止。2005年(平成17年)には穴水〜蛸島間(61.0km)も廃止されてしまいました。現在は七尾〜穴水間33.1km、起終点合わせて8つの駅があります。

※2014年9月5日撮影永井豪さんのラッピング車両(NT211)

七尾線はJR西日本が第三種鉄道事業者として線路を保有しています。特に直通運転の行われる七尾〜和倉温泉間は第一種鉄道事業者です。のと鉄道は第二種鉄道事業者として線路を保有せず列車を運行するだけの鉄道事業者です。

JRに分割民営化される以前に輪島から穴水、七尾、羽咋、津幡を経由して金沢までディーゼルカーに揺られて旅をしたことがあります。30年以上前のコトなので断片的にしか覚えていない上に、仕事だったので写真も残っていません。とにかく、とても時間がかかったこととひどく長閑な雰囲気だったことを覚えています。未だに残念なのは2005年に廃止されてしまった七尾〜蛸島間が未乗のままだったことです。

2月の朝6時50分はまだ暗い

のと鉄道の「つこうてくだしフリーきっぷ・1000円」は、土日祝日限定なので、七尾に前泊して2月17日(土)の朝から七尾線に乗りました。

※2018年2月17日撮影

七尾行はNT202。のと鉄道のホームは切り欠かれていて、後方はJR西日本の1番ホームです。

※2018年2月17日撮影

「花さく いろは」のラッピング車両。デジカメのフルオートで撮っているので微妙に明るくなっちゃいます。

※2018年2月17日撮影

七尾から和倉温泉まではJR西日本が第一種鉄道事業者です。左はJR西日本七尾駅1・2・3番ホームからの線路。JR西日本は優等列車(特急列車)のみが和倉温泉まで行きます。

※2018年2月17日撮影

JR線は既に単線。

※2018年2月17日撮影

合流。

※2018年2月17日撮影

和倉温泉までは、5.1kmあります。

※2018年2月17日撮影

右に北陸電力和倉変電所。

※2018年2月17日撮影

和倉温泉駅です。ホームが長いのはJRの優等列車が停まるためです。筆者の乗っているのと鉄道普通列車は1両編成。

※2018年2月17日撮影

次回、【私鉄に乗ろう 55】のと鉄道七尾線 その2 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)