北海道新幹線と青函トンネル(画像:Pixta)

JR北海道は、2025年度のお盆期間、北海道新幹線の共用走行区間(青函トンネル内)について、時間帯区分方式(貨物列車と高速新幹線が走行する時間帯を区分し、新幹線が高速走行する方式)による高速走行を実施します。

通常時から時速100km引き上げ、最高時速260kmに

通常、青函トンネル内の上下線は時速160kmで運転していますが、期間中は時速260㎞に引き上げて運行。高速走行により、東京駅~新函館北斗駅間の所要時間が最速3時間57分から5分短縮し「3時間52分」となります。

時速260㎞運転の実施期間は?
8月11日の始発~12:00頃まで、8月12日、15~18日の始発~15:30頃までの計6日間。対象となる列車は、各日の定期列車が上下7本ずつ(8月11日は下り5本、上り4本)。臨時列車が下り2本(8月11日、12日の「はやぶさ53号」と、8月15~18日の「はやぶさ7号」)。貨物列車の運行本数が少ない期間に実施します。

一部列車は木古内の発車時刻を繰り上げ
8月11日は始発から「はやぶさ5号(新函館北斗12:10着)」までのすべての新幹線で高速走行を実施。8月12日、8月15~18日は始発から「はやぶさ30号(奥津軽いまべつ15:34着)」までのすべての新幹線で高速走行を行います。
木古内駅に停車する「はやて93号」「はやぶさ1号」「はやぶさ17号」は、木古内駅の発車時刻を繰り上げます。繰り上げによる乗り遅れなどの影響を軽減するため、新青森駅発「はやて91号」は、新青森駅から5分繰り下げとし、木古内駅の着発時刻は変更しません。

一部の「はこだてライナー」も時刻を変更
また、函館までの所要時間を短縮するため、高速走行する新幹線に接続する一部の「はこだてライナー」で時刻を変更。3~10分の繰り上げ・繰り下げとなります。

(鉄道ニュースや、旅行や観光に役立つ情報をお届け!鉄道チャンネル)

【関連リンク】