1989年1月1日に営業運転を開始した8000系が、ことしで30周年―――。

阪急電鉄は、この8000系の誕生30周年を記念して、記念列車を走らせる。

その記念列車に抜擢されたのは、トップナンバーの神戸線所属 8000×8R 編成。

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ステッカーで前面窓下飾り帯、Hマーク、旧社章を貼り付け、デビュー当時のスタイルに復元。

両先頭に30周年記念のヘッドマーク(一番下の画像)を掲げて走る。

運転期間は1月19日~4月16日。3月1日以降は記念ヘッドマークなしで運行。

8000系は、1987年の会社創立80周年を契機に企画・製造した新形式車両。1989年1月1日の宝塚線・初詣臨時特急下り列車1本目でデビュー。

1965年にデビューした2000系シリーズから、約30年ぶりに前面デザインをフルモデルチェンジ。

阪急の量産車として初めてVVVFインバーター制御を採用。車内にはパワーウインドウ・非常通話装置をはじめとした数々の新機軸を採用した、革新的な車両として注目をあびたモデル。

その後、セミクロス車両の登場や、前面スタイルが変化するなど、新造車のバリエーションが多い車系のひとつに。