架線と電車、電気の入出力接点のひとつ、パンタグラフ。

JR東海は、在来線のパンタグラフを確認する地上側カメラを、現状の9駅からさらに5駅に追加する。

パンタグラフの異常が発生した区間を絞り込むことが目的。

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たとえば、パンタグラフに異常が発生した場合、列車が通過した区間にあるカメラの画像を確認し、係員が当該区間を列車や徒歩により巡回し、異常が発生した地点と原因を特定している。

今回、このパンタグラフ確認カメラを新設する駅は、東海道本線 興津駅、岡崎駅、金山駅、岐阜駅、中央本線 高蔵寺駅の5駅。

この追加で、異常が発生した区間をより細かく絞り込むことができ、原因特定に要する時間を短縮させる。

また同社は、すでに設置している9駅を含む、すべてのカメラの画像を、指令所から遠隔で確認できるように改良。

これにより、係員が画像確認のために現地へむかう作業を省き、カメラ画像の確認に要する時間を短縮させる。

同計画は6月末までに完了させる予定。設備投資額は6500万円。