仙台駅は大きい駅です。構内にいくつ駅そばがあるのか判然としません。何度も来ていますが、専ら乗り継ぎで短時間の滞在、駅を隅から隅までキッチリ探査したことがないのです。

在来線ホームから2階に上がった所に「立ちそば処 杜」があります。券売機で「カレー南蛮うどん」(390円)とライス(100円)を買って、

あらあら、券売機には「カレー南蛮うどん」に小ライスが付いているとは出ていなかったのですが、ダブルで御飯が出てきました。

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おばちゃんに言うとアッサリ「両方食べられるさ」と渡されてしまいました。超空腹でしたから結果的に全部食べて超満腹。ま、いっか。

別の日、自由通路の「立ちそば処 杜」です。メニューは同じでした。

大判きつねそば(360円)です。

残念なことですが、全国的に駅そばの閉店が続いています。鉄道利用者も大都市部を除けば減少傾向です。少子高齢化が加速度的に進む時代に、駅そばという地味で暖かなファストフードが消えて行くのは仕方が無いのかもしれません。淋しいことです。せめて現行の駅そばを見つけたら食べるコトで時代の記憶を残したいと思っています。

仙台駅の駅そば全店、名古屋駅のきしめん全店なんて、乗り継ぎ時間に余裕を持って探訪したいですね。

追記:

読者の方からありがたいご指摘をいただきました。この「立ちそば処 杜」、実は同じ店の改札内出入口と改札外の出入口という1つの店舗。何も分かっていない筆者が間違えて2軒と思いこんだダケでした。ご指摘ありがとうございました。あらためてゆっくり丁寧に仙台駅を訪ねて正しいコラムを書きたいと思います。

(写真・記事/住田至朗)