世の中が日大アメフト部問題でジャックされているなか、淡々とときが流れる西船橋駅で、205系M51編成に出会った。

武蔵野線の205系8両編成は、制御機器類のVVVF化や中間付随車(サハ)を組み込み、モーター車4両+モーターなし車4両の4M4Tが大所帯。

そのなかで、サハを組み込まない6M2Tなる、中間車がすべてモーター車という編成も存在する。

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この6M2Tグループのなかで、2本だけ、前の職場が同じ編成がある。

M51編成とM52編成。この2本は、黄色帯の南武線からやってきた車両たち。

当時、南武線は新型車E233系が入り込み、205系が押し出されて余っていた。

そこへ、ダイヤ改正で運転本数が増える武蔵野線むけに改造されて送り込まれたという経緯。

そんなM51・M52の特徴のひとつが、パンタグラフ。ひし形のパンタグラフが多い武蔵野線205系のなかで、彼らはシングルアームパンタグラフを載せる。

このシングルアームパンタグラフも、南武線時代の名残。