大阪駅桜橋口、トラベルコートと高速バスのりば
大阪駅 桜橋口、2011年。
大阪環状線を背にし、かつて「モダニズムの傑作」といわれた大阪中央郵便局を右に見ると、正面に、高速バスが発着する2階建ての仮設の建物が見えた。
2005年から2012年まであった、TRAVEL COAT ―――。
2階は駅事務室や忘れ物一時預かり所、旅行会社窓口、レンタカー窓口などが入居。1階は早朝から深夜まで、高速バスがひっきりなしに入っては出ていく。
梅田貨物駅側の再開発で出現したノースゲートビルディングの1階に、大阪駅JR高速バスターミナルができたのにあわせ、このトラベルコートも閉鎖。
2013年には解体され、この跡地はいま桜橋口前「南ゲート広場」へと変わった。
1939(昭和14)年竣工の大阪中央郵便局も跡形なく、いまは西梅田スクエアに。その奥に、西梅田バス暫定駐車場が、1年半前に出現した。