架線の張り方が変則的【私鉄に乗ろう89】愛知環状鉄道線 その7

2019.08.01

敷地が広いので複線になっていますが、下り線の架線の張り方が変則的です。左には複線に対応した架線柱がありますが、下り線はソノ下を通っていないのです。如何に当初の計画と実際が異なってしまったかという、なかなか不思議な光景です。

名鉄豊田線が上を交差しています。名鉄豊田線の終点は梅坪駅。

四郷駅から2.0kmで愛環梅坪駅。意味の分からない「スラブ軌道のボコボコ」と単式ホームが西側にあります。

駅名標。ひらがなの「あいかんうめつぼ」には不思議な語感がありますが、何のコトは無くて、駅の南側に名鉄豊田線・三河線の梅坪駅があるからで、愛知環状鉄道の略である愛環を冠したのですね。愛知環状線で「愛環」を駅名に冠するのはこの駅だけ。

貝津駅と共に周辺の住民が増えたこと、また愛知万博開催にあわせて豊田市の要望で新設された駅です。もちろん駅の周囲は住宅地。豊田市の統計によれば2017年の平均乗降人員は1905人/日。開業した2004年が66人/日だったというから極端な増え方ですよね。

男の子が階段をスゴイ勢いで走ってきました。ギリギリセーフ。この時間帯は1時間に3-4本の運行なので間に合わないと困っちゃうのでしょう。間に合って良かったね!

スラブ軌道と謎の突起が続きます。先には平芝トンネル(354m)が見えます。

豊田市街に入ってきたのでしょう。唐突にビルディングが目立つ街中になってきました。

複線になって新豊田駅。愛環梅坪駅から2.0km。駅の先で律儀に単線に戻っています。線形だけを見ると、なんだか田舎のローカル単線を走っているみたいですね。

この駅から岡崎駅までは、1976年(昭和51年)に旧国鉄岡多線として開業した区間です。その時に作られた下りホームは長く10両分ありますが、愛知環状鉄道線開業時に作られた上りホームは4両分です。これはパターンで反復されます。下りの長いホームでは、愛知環状鉄道で実際に使われる部分が少し盛り上げられているのが分かりますか?ちょうどホーム上屋のある部分です。

駅名標。これは復路で撮った下りホームのものです。愛知環状鉄道線のすぐ東を名鉄三河線が走っています。名鉄豊田市駅が200mほどのところにあります。それで「新」豊田市駅。乗換も含めて流石に乗降人員も多く、14,167人/日(2016年 豊田市の統計)。

すごく長閑な山あいをトコトコ走っていたと思ったらイキナリ豊田の街中になりました。不思議な複線・単線の組み合わせは続いています。では、【私鉄に乗ろう89】愛知環状鉄道線 その8 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

TAGS 愛知環状鉄道線


LINEで送る

オススメ記事

こちらの記事もオススメです