東京2020オリンピック・パラリンピックまであと2年―――。

JR東日本が2014年に発表した羽田空港アクセス新線が、どこまで実現するか。山手線E235系の投入で、国鉄205系などがどう動くか……いろいろ気になる。

ここで、妄想。いまつながってる線路や、新車投入で押し出される電車を使って、大規模な開発や工事をしなくても実現しそうなドキドキ計画を、ワコムの Bamboo Slate で描いてみる―――。

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要となるのは、東京貨物ターミナルを経由する、東海道貨物線(東海道線支線)。

首都圏の新しい主軸「Tokyo LINE」

JR東日本は、この東海道支線から分岐し、羽田空港へまっすぐにむかう新設線を計画していたけど、こちら“妄想チャンネル”はこうした新設線をつくらない。

京急空港線と東京モノレール、そして地下を行く東海道貨物線が接する付近に、JRのホームをつくる(大妄想)。

JR利用者は、国内線・国際線の空港まで、京急やモノレールに乗り換えてアクセスする。割り切る。

そして、上野東京ラインの走行ルートを、東京~横浜間で東海道貨物線経由に切り換える。

田町駅付近で、東海道線と貨物支線を分岐させる工事が、東海道新幹線もあって難しそう。

この分岐ができると、上野東京ラインの電車は、東京を発つと田町で本線から分岐し、東京貨物ターミナル駅を通過し、JR天空橋駅(妄想)へ。

JR天空橋駅(妄想)からは、浜川崎から南武線、八丁畷からふたたび東海道線へと合流し、横浜をめざす。

逆も同じルート。ちなみにリニア中央新幹線と羽田空港の間は、京急に任せる。

首都圏の新しい環状線「Tokyo LOOP」

次は東京圏をぐるっと環状線で結ぶ武蔵野線。

武蔵野線もこの東海道貨物線 JR天空橋駅(妄想)を経由させて、ぐるっと首都圏をループ状に運行させる。

都心から放射状にのびる私鉄各線と接続し、羽田空港まで Tokyo LOOP でアクセス。

府中本町方からくる電車は、浜川崎付近は上野東京ライン妄想版と同じく南武線や東海道貨物線経由でJR天空橋駅(妄想)へ。

その先、東京貨物ターミナル駅付近で、りんかい線へと入り、京葉線へと合流し、既存の武蔵野線へと直通する。

この「Tokyo LINE」と「Tokyo LOOP」で、首都圏の移動は変わる―――んなわけないか。

妄想は思うままにペンで描いてPCで塗り絵

こうした妄想計画は、Bamboo Slate のようなクラウド同期型メモ帳がお気楽。

紙に書いたメモやアイデアを、ボタンを押すだけでスマートフォンやタブレットに保存でき、保存したメモやアイデアを Wacom Inkspace アプリで編集したり、エクスポートして Photoshop で色付けもできる。

勝手な妄想に任せて、ペンを走らせて、タブレットに同期。段階的に保存し、そのレイヤーを結合したり、分割もできる。

JPG、PNG、PDF、WILL といったファイル形式にエクスポートできるから、たとえばJPGで出力して、それをパソコン側に送って、Photoshopで塗り絵も楽しめる。

どう? この「Tokyo LINE」と「Tokyo LOOP」の妄想近未来空港アクセスルート。

あくまで妄想。JRが天空橋駅に新駅をつくるなんて計画も、まったくない。

どうなる空港アクセス―――2年後、妄想は大きくハズレるか、意外とイケてるか。楽しみ。