西武10000系特急ちちぶ、いいところ、おしいところ、おいしいところ

2019.02.08

きのう仕事で、西武10000系特急ちちぶ。

池袋と西武秩父の間を往復して思ったのは、変わらずの愚直な山登り系の走りと、国鉄時代の特急電車を想わせる過不足ない客室空間。

VVVFといった床下のちょい前トレンドもなく、コンプレッサーの音を響かせて、所沢、入間市、飯能、横瀬と、立ち寄っていく。

行きは、飯能から方向が逆転(スイッチバック)し、座席を自分でがちゃんと転換させて、むきをかえる。

20パーミルを超える上り勾配と急曲線が連続する山道へとはいる。

この飯能からの道は、山間の高麗川がつくる谷を、国道299号といっしょに走る。

国道299号は、長野・群馬県境の難所、十石峠へむかう武州街道。並走するクルマやトラックの運転手の表情もみえて、おもしろい。

急カーブと急坂が続く単線をゆっくりと走り、正丸峠へ。

正丸トンネル内では、下りのこちらが止まらずに走り抜け、となりに上り電車が運転停車してる。

白いカバーに包まれた保存車両がいる横瀬車両基地を左手に見て、武甲山がみえてくると、下り坂。右へ急カーブし秩父の街へとはいっていく。

このあたり、西武10000系の、秩父線のいいところ。おいしいところは、秩父の街で出会った食。

取引先が「きょうはここへ行きましょう」といって、クルマで連れてってくれた。豚丼がこれまた、すっげえええええええうまい。山椒をドカッと遠慮なくふりかけて食らいつくのが、この店の流儀。

じゃあ、おしいところは?

「すんません! オレ25分発の特急のがすと、次の25分発まで1時間待つことになるんで!」ってことであいさつして、現場を退散。

紙の特急券を券売機で買って、モバイルSuicaを自動改札機にあててピッ。車両に飛び込むと……。

そういえばそうだった。座席がすべて進行方向に対して逆向きに並んでる。飯能から逆転して前向きになるように、最初から後ろ向きにセットされてる。

これは、なんか違和感。でも、まあいっか。西に沈んでいく夕空をみながら、高麗川と武州街道がおりなす山野風景をみながら……。

もうひとつ、おしいのがある。車内販売がない。これはあきらめてもいい。でも、おしいなーっと強烈に思ったのは、飯能。

飯能駅では、3分前後停車する。折返し、スイッチバックのためかなにかで。

3分あれば、ホームの売店でビールでも買えるだろうと思って、ホームに出て売店を探してみる。も、ない。

階段を上がってコンコースにあるだろうと思ったら、特急専用フロアで、改札があって、その改札の先にも売店らしき売り場は、ない。

結局、なにも手に入れることなく、池袋まで。

おかげで車内でパソコン作業がごりごりすすんだよ。出張特急としては、これもいいところ。かなーっ泣。

特急ちちぶ系統は、2019年度内に新型車両001系に置き換わるっていうから、10000系で秩父へ行くなら、いまのうちにーーーーー。

あ、いや、あの強烈インパクト&超大きい車窓の001系での秩父路は、これまた早く体験してみたいよね。そうかそうか。

TAGS 西武 新型 特急列車


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