深夜、首都高の上に、2駅を結ぶ橋が出現―――。

現場は、首都高 都心環状線。海岸通り芝商業高校交差点付近。

ここに、浜松町駅と竹芝駅(ゆりかもめ)を結ぶ全長500mのバリアフリー歩行者デッキが出現する。

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工事は、7月7日22:00~翌5:00の7時間。首都高速道路を全面通行止めし、550トン吊オールテレーンクレーンを使い、首都高上に橋を一括架設。

新たな歩行者デッキは、あらかじめ地上で組立てられた架設部分約22.3m。クレーンによって吊り上げられ、ゆっくりと旋回。首都高上空の所定位置へと架設された。

こうした工事を手がけるのは、東急不動産と鹿島建設。2社が共同で開発する「(仮称)竹芝地区開発計画:以下、本プロジェクト」の一環。

今回の工事で取り付けられた歩行者デッキは、山手線や京浜東北線、東京モノレールなどが発着する浜松町駅と、ゆりかもめやフェリーが出入りする竹芝エリアをつなぐ架け橋。2020年の供用開始をめざし整備される。