楽天グループの楽天モバイルネットワークは、次世代ネットワーク(4G/5G)の大規模な試験基盤を保有する施設「楽天クラウドイノベーションラボ」を東京都内に設立。

情報・通信・テクノロジー分野のデジタルソリューションサービスを手がけるTech Mahindra Limited(本社:インド ムンバイ)と連携した取り組みのひとつ。

同ラボのインフラストラクチャーは、楽天モバイルネットワークのエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネットワークを再現。

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小規模なソフトウェア機能単位で、短期間で自動的に試験を繰り返す手法を採用することで、試験期間短縮とコスト低減を実現。また、新サービスを展開したときに起こる通信ネットワークの不具合を低減でき、高品質で安定したサービスを継続的に提供できるという。

同ラボには、拡張性のあるネットワークトラフィックシュミレーション機能を備えた、仮想化されたRAN(無線アクセスネットワーク)、モバイルエッジコンピューティング、仮想化されたEPC(進化型パケットコア)やIMS(IPマルチメディアサブシステム)のコアシステム、OSS(運用支援システム)、BSS(ビジネスサポートシステム)が含まれ、ネットワーク全体の包括的なエンドツーエンドの検証を可能に。

さらに、新機能の商用化に向け、商用ネットワークと同一の環境において継続的に試験を繰り返すことができる全経路の実装を自動化。

開発環境と運用環境を同じ考え方で構築することで、新しい機能やサービスのスムーズな導入を支援する「DevOps」を活用し、自動的に新機能やテクノロジーの検証と統合を迅速に繰り返せる。

楽天モバイルネットワークは、同ラボを活用し「5Gレディ」な次世代ネットワークの構築にむけた試験を実施していくかまえ。

そのメディアプレビューには、楽天モバイルネットワーク山田善久 代表取締役社長、シスコシステムズ中川いち郎 副社長、楽天 三木谷浩史 代表取締役会長、 Tech Mahindra Limited Manish Vyas CEO、楽天モバイルネットワーク タレック・アミン CTO らが登壇した。