遙堪駅ホーム。平均乗車人員は、31人/日(2015年 一畑電車調べ)。多くはないですね。

線路の南側に出雲ドームが見えます。世界でも最大級の木造ドームです。

ここも相性が悪い。(笑)行きも帰りも撮影失敗。線路の南側に赤い鳥居がズラッと20本並んでいるのです。(航空写真で数えられます)踏切を渡った北側に粟津稲生(あわづいなり)神社という社があって、その参道を一畑電車が横切っているのです。鉄道ファンには有名なスポットらしいです。不思議なのは、この鳥居の東400mくらい離れた場所に立派な稲生神社社務所というのがあって、その横には大土神社という社があるのです。

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一畑電車のホームページから引用します。

「高浜駅から西へ向かうと線路に向かって赤い鳥居が続く参道が現れ参道を横切る形で電車が通過します。「粟津稲生(あわずいなり)神社」という社で、祭神は「倉稲魂神(うかのみたまのかみ)」、「稚彦霊神(わくむすびのかみ)」、「有気持神(うけもちのかみ)」で、伏見稲荷の分霊を祀ったと伝えられている。古くから衣食住の神として、また、治病・厄除けの霊験あらかただとして「粟津稲生」の名で知らています。」

遙堪駅から2.0kmで高浜駅。

踏切が開いてクルマが渡っているのは、往路で撮った後方展望だからです。シンプルな単式ホーム。

ホームと駅名標。1930年(昭和5年)開業。平均乗車人員は、61人/日(2015年)。出雲ドームに行く人は一畑電車を使わないのかな。

この駅の近くに古の出雲大社参詣の道があったと一畑電車のホームページに書いてありました。

「駅の北、北山の麓には「山手往還」が東西に通じており、出雲大社に参詣の北路でした。また、南側には別路の「杵築(きずき)往還」があり、こちらは松江から船で平田に上陸し、斐伊川堤防の道を武志まで上がり、大社の馬場に至ります。かつて高浜地内は人家や商店が立ち並び、人々の往来で賑わいを見せていたといいます。」

大社線開通時のデハ1型3号と6号が駅近くの「さとがた保育園」に展示保存されています。映画“RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語”では、この車両から車内の吊手を借用して一時的にデハ二52・53に設置されました。

 

手前の橋脚は北の国道431号線と南の国道278号線とのバイパスを作る様に航空写真からは読み取れます。

デハ3が出雲大社側。

2018年3月なので雨ですが、デハ1型6号は一畑電気鉄道オリジナルカラー。橋脚が作りかけですね。

真っ直ぐ、

次駅は大社線の終点川跡です。【私鉄に乗ろう92】一畑電車 その19 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)