80パーミル スイッチ・バック後また80パーミル【私鉄に乗ろう95】箱根登山鉄道 その17

2019.10.31

80パーミルの勾配を降りて宮ノ下駅です。しかし、慣れって恐ろしいですね。勾配標をみて「あ、また80パーミルだ」と認識するのです。

サンモリッツ号第一編成2両と列車交換しました。またまたガラスのワイパー拭き残しが気になります。

宮ノ下駅、駅舎とホーム。左端はガラスの汚れです。登山鉄道のガラスは観光列車の割りに汚いですね〜。困っちゃいますが前面展望なんて撮ってる物好きは筆者くらいですから。

車内灯が写り込んでしまいました。ゆっくり半径30mのカーブを曲がってゆきます。

仙人台信号場のホーム。乗り降りのないホームです。駅名標を正面から撮っていないのがちょっと心残りです。

仙人台信号場で列車交換はありませんでした。

80パーミルを下って、上大平台信号場。

これから下ってゆく右側も勾配80パーミルです。

ここでスイッチ・バック、待望の前面展望になります。

80パーミルを下りながらの前面展望。この場所は撮影が難しいです。先の方に見えるバラストが新しくなっている場所を曲がると大平台駅です。

復路は、どこかしら散文的ですね。往路で「失敗した!」という場所の写真を撮り直すという意識は働いていますが、やはり気分的には緊張の糸が切れているのです。

鉄道に乗っている時、こうして前面展望を撮っていることも多いのですが、例えば今回、東海道本線で小田原駅までは「単なる移動」です。かつては「単なる移動」も十分楽しめたのですが流石に還暦を越えてからは青春18きっぷの旅がキツくなってきました。鈍行で10時間以上かけて移動するのが体力的にシンドイのです。というのも、移動の先には目的の路線があって前面展望を撮るための移動が大半なのです。最近は立ちっぱなしで前面展望を撮る体力を温存する為に優等列車で目的地まで移動したくなります。

JR全駅で降りた、なんて話を聞くと、若い頃にチャレンジしておくべきだったなぁ、と痛感します。今よりも各駅停車の運行本数も多かった時代、夜行列車で夜間に眠りながら移動できた時代に鉄道ファンではなかったことが今となっては悔やまれます。JR完乗は大都市周辺で乗っていない部分などがあって果たせていませんが、全部乗ってしまうと目標が無くなってしまう様で淋しいかな、とも思っています。

この「鉄道ファンが年をとるということ」については【50代から始めた鉄道趣味】に「ライブ」で書いてゆきます。余談が長くなりました。

では【私鉄に乗ろう95】箱根登山鉄道 その18 に続きます。

追記:

このコラムは、2019年9月に書かれたものです。御存知の様に、2019年10月12日に関東から東北に上陸した大型で強力な台風19号は、関東甲信越と東北地方に甚大な災害をもたらしました。台風によって亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。被災された皆様にお見舞い申し上げます。

また台風19号は箱根登山鉄道にも甚大な被害をもたらしました。箱根周辺では、1,000ミリを越える前代未聞の雨量が記録されたのです。ニュース映像などを見る限りでは路盤や橋梁などの被害は凄まじい状態です。長い歴史と風雪に耐えてきた箱根登山鉄道が箱根湯本駅と強羅駅間で運休という事態になっています。現在は代行バスが運行されています。幸い箱根登山ケーブルカーは10月16日から運行が再開されています。

被害に遭われた箱根登山鉄道にお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧を心からお祈りいたします。

また復旧などの情報も随時。お知らせいたします。

(写真・記事/住田至朗)


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