空が広いのは、本当に気持ちも広がりますね。4月なのに雪景色で眩しいし。

とは言え、右側は陸奥湾なので防風(雪)林、この様な状態の方が圧倒的に多く、長く続きました。

海側の森が切れると陸奥湾が見えます。もう下北半島の先の方は見えませんが。

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有畑駅から5.9kmで陸奥横浜駅。駅間が長いです。

島式ホーム1面2線、大湊線では唯一の交換可能駅です。側線には保線車両が駐められていました。

当然、列車交換しました。大湊線には筆者の乗っている野辺地行とすれ違った大湊行の2編成が走っているのですね。「はまなすベイライン大湊線」のステッカーが貼られています。

駅名標。1921年(大正10年)野辺地からこの駅までが部分開通した時に終点駅として開業。1972年(昭和47年)までは貨物の取扱がありました。1999年(平成11年)にはJR東日本直営駅から業務委託駅になって陸奥横浜駅長が廃止されました。

陸奥横浜駅は、大湊駅から28.3kmで6駅目、32分かかりました。野辺地駅までは、4駅で30.1kmあります。しかし、ここからの駅間の方がさらに長い!とは言え、所要時間は30分の予定なので、大湊線のほぼ中間点です。

昨日乗った快速列車は、この駅と下北駅に停車しただけでした。ちょっと気がかりなのは、2000年(平成12年)に134人/日だった乗車人員が2017年(平成29年)には69人/日と半減していることです。(JR東日本調べ)前に参照した青森県の振興計画書でも下北半島の人口減少が深刻であると書いていました。特に少子高齢化のスピードが全国平均よりも遥かに高いという指摘もされていました。言い換えれば、学齢人口・通学者が減ってしまったのでしょうか。

木造の駅舎、1921年(大正10年)開業時のオリジナルでしょうか。キレイなブルーの煙突がすごくチャーミング!降りて駅舎に行けばよかった、と真剣に後悔しています。またレンタカーでの駅訪問を企画しちゃおうかな。

駅舎の構内側出入口にJR東日本仕様に近い駅名標。何故か大湊線仕様の縦長です。

陸奥横浜を出発。前途に暗雲が・・・。むむっ、不安だなぁ。

何と言っても、この日は不思議な天気で、大湊駅からも何度か雪や小雨がパラついたりもしているのです。その度に親切な運転士さんがワイパーを動かしてくれたので前面展望がどうにかこうにか撮れているのです。野辺地駅に到着して、運転士さんが登場します!

では、【非電化路線に乗ろう02】大湊線 その7 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)