非電化大湊線の上に架線はありません。空があるダケです。

大好きなシーサス・クロッシング。

左の単式ホーム1番線が大湊線専用。右に島式ホームが2面あります。こちらは青い森鉄道用です。

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1番ホームに到着します。大湊駅06:28発各駅停車で63分の大湊線鉄道旅でした。

大湊線、大湊駅から野辺地駅まで車両前部、屋根の雪が溶け流れて前面ウィンドウに垂れるとワイパーで拭ってくれたり、雨が落ちてきてもこまめにワイパーを動かしてくれました。とっても親切な運転士の中川さん。ミセスです。鉄道チャンネルのシールを持って笑顔の記念撮影。本当にありがとうございました!

木製の円形改札口が残っています。「野辺地町史跡常夜燈」はミニチュアのレプリカ。ホンモノは高さ3.8m、電気の無い時代に燈台の役割を果たしたものです。野辺地湾に面した湊に残されています。東北本線の開業(1891年/明治24年)で海運業は衰微しましたが、かつての繁栄の記念となっています。

駅舎正面。写真撮影のために駅前広場に踏み出した結果、スニーカーはずぶ濡れになっちゃいました。あ〜冷たい!

これは、青い森鉄道になる前の東北本線野辺地駅正面。2009年(平成21年)9月撮影です。

※2009年9月撮影

駅名標。1891年(明治24年)日本鉄道の駅として開業。1906年(明治39年)国有化され官設鉄道の駅になりました。1921年(大正10年)大湊軽便鉄線(後の大湊線)開業。1968年(昭和43年)南部縦貫鉄道が延伸接続。2002年(平成14年)南部縦貫鉄道廃止。2010年(平成22年)東北新幹線全線開業に伴い並行在来線として東北本線が青い森鉄道に移管され野辺地駅も青い森鉄道管轄になりました。

奥に写っているキハ100は、この後8:04発大湊行各駅停車。帰りも運転士は中川さん。雪が舞い落ちてきました。

筆者は、8:02発の青森行の電車に乗ります。青い森703系電車は、2013年(平成25年)にJR東日本E721系電車をベースに青い森鉄道が新造した車両です。

もちろん、青森駅に出発する前に待望の朝食です。店舗は経営が何度も換わっていますが、駅そばは健在。「パクパク」という店名もいいでしょ。

食後に鉄道記念物、1893年(明治26年)に造林された防雪林を眺めて、青森に出発です。

大湊線、いかがでしたか? 車窓がやや単調かもしれませんが、4月に入っても下北半島らしい風と雪の景色を堪能いただけましたでしょうか。

基本的に筆者は非電化路線が大好きなので、この後も細々と続きますので、宜しくお願いします。

(写真・記事/住田至朗)