佐川急便株式会社と北海道旅客鉄道株式会社は4月11日、荷物を旅客列車で輸送する貨客混載事業を4月18日から開始することを発表しました。

自動車運送業の担い手不足と人口減少に伴う旅客輸送の減少により、過疎地域においては物流及び人流サービスの維持が重要な課題となっています。これに対し、国土交通省は2017年、一定の条件下で貨物と旅客を運ぶ「かけもち」が出来るよう規制を緩和しました。

佐川急便は北海道の集配効率の向上を図るため列車を使った貨客混載事業を共同で行いたい意向があり、またJR北海道としても列車を有効活用して収入につなげたいことから実現の可能性を検討、両社で新たな貨客混載事業を始めることになりました。

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事業区間は宗谷線稚内駅~幌延駅間の片道60.0km。輸送列車は平日のみ、4326D列車と4325D列車が走ります。