JR北海道は、釧網線 釧路~網走 について2020年度までに、観光線区としての線区特性を最大限発揮させる構え。

現在、同区間の収支状況は15億円の赤字。輸送密度は374人。

同社は、同区間の利用を促進させる具体策を次のようにあげている。

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◆WILLERと連携した観光鉄道としての利用促進

◆北海道ネイチャーパスの販売や観光MaaSの取組

◆道東を周遊する観光商品の造成やキャンペーンの実施

◆観光列車(くしろ湿原ノロッコ号・SL冬の湿原号・流氷物語号)の乗車人員増加の取り組み

◆官公庁などによる出張時の鉄道利用促進

◆自治体などによる無人駅の利活用や維持管理

こうした取り組みで、2017年度と同水準をめざしていく。

JR北海道は、利用が少なく鉄道を持続的に維持する仕組みの構築が必要な線区、いわゆる黄色8線区の各線区ごとに事業計画(アクションプラン)を策定した。

<黄色8線区>

花咲線 釧路~根室

釧網線 釧路~網走

石北線 旭川~網走

宗谷線 旭川~稚内

富良野線 旭川~富良野

根室線 滝川~新得

室蘭線 苫小牧~岩見沢

日高線 苫小牧~鵡川