トップ画像は”ガールズ&パンツァー”ラッピング「ガルパン列車3号車」大洗鹿島線開業30周年記念と描かれています。鹿島臨海鉄道では”ガールズ&パンツァー”の様々な切符なども販売されています。筆者はアニメに不調法なのですが、フィクションに大洗が登場することで鹿島臨海鉄道とのコラボレーションになったらしいことは知っています。

突然、ふつ〜のバラスト軌道に戻ります。この軌道を換える理由が分かりません。

高架線の先がカーブして駅らしきものが見えます。青い奇妙な建物が目立ちます。

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鹿島旭駅から4.8kmで涸沼(ひぬま)駅。カーブの途中にホームがあります。左(西)側に大きな涸沼が見えるかと思いましたが・・・。見えないんですね。

単式ホームの高架駅。左に一部が見えている青い建物は駅舎でした。”Ramsar”(ラムサール)と書かれています。

駅名標。ずいぶん低い位置にありますが。涸沼はラムサール条約登録の水鳥生息地なんです。青い駅舎には観光センターが併設されています。駅は、1985年(昭和60年)大洗鹿島線開通と同時に設けられました。

霞ヶ浦と異なって淡水化されていない汽水湖なのでヤマトシジミの生産が全国4位という豊かな湖。しかし護岸工事などで漁獲は減少しているそうです。なんで国や県は豊かな自然をコンクリートで痛めつけるのが好きなんでしょうかね。ところで国や茨城県の見解では涸沼は涸沼川の一部分という見解なのだそうです。周囲が22kmもあるのに!

ホームからは階段で駅舎に降ります。残念ながらバリアフリー化はされていない様です。

高架線はそのままカーブしています。左奥に涸沼があるのですが、見えませんね。

また木のトンネルかな? それにしちゃ大規模だ。

近づいたらやっぱりホンモノのトンネルでした。このエリアはトンネルが多いのです。

抜けると、また次のトンネル。周囲が森なので分かりませんが、大洗鹿島線は再び太平洋に近づいていってるのです。左(西)川には涸沼をその一部とするという涸沼川が流れています。川幅が広いのです。

涸沼駅〜大洗駅間には大洗鹿島線で最長1380mの大貫トンネルがあります。もう少し先の様です。

明日は元旦ですが、いつもと同じ様にコラムは続きます。盆も正月もないのです。

【私鉄に乗ろう97】鹿島臨海鉄道大洗鹿島線 その12 に続きます。

今日は大晦日。2019年(令和元年)も今日でお仕舞いです。1年間お付き合いありがとうございました。

良いお年をお迎えください。

(写真・記事/住田至朗)