まるで牛乳をスプーンで食べてる感覚。世界で最もピュアで濃厚。これが本物のヨーグルトか―――。

そんな声が飛び出るほど、未体験のヨーグルト。フランス老舗メーカーが手がける「本物のヨーグルト」が、日本国内で生産が始まった。

適度な重みと手になじむガラス容器、逆さまにしてもこぼれ落ちない濃厚さと均一したクリーミーさ。

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前日の夜と当日の朝に搾乳されたミルクと乳酸菌だけでつくられた、どこまでもピュアなヨーグルト。

上部のプレーン部分だけ食べて、次に底に沈むジャムといっしょにすくって食べて、そして混ぜて食べて……3通りの味が楽しめる。

そんな未体験のヨーグルトの名は……。

モンスデイリーヨーグルト MONS Daily

モンスという名詞でピンときた人は、かなりのスイーツ通か乳製品業界のプロ。

この「モンスデイリーヨーグルト」は、フランス国家最優秀職人エルベ・モンス氏率いる「メゾンモンス」が、九州・福岡のオーム乳業に技術提供を認めて国内で製造されたひと品。

九州で創業し80年を超えていまも業務用乳製品をつくり続けるオーム乳業は、2年間の試行錯誤を経てメゾンモンスに認められ、技術提携を交わしてこの「モンスデイリーヨーグルト」の製品化に成功。

ラインナップは、プレーン(NATURE)、ストロベリー(FRAISE)、ブルーベリー(MYRTILLE)、アプリコット(ABRICOT)、ミラベル(MIRABELLE)の5種。価格は各600円で、思わず「高っ!」と発しちゃうけど、食べてみると……その違いは歴然。

オーガニック果物からつくられたジャムとのコンビネーションも、抜群。

それにしても、なぜオーム乳業は、フランス老舗メーカーの本物ヨーグルトを国内生産しようとしたか……だ。

メゾンモンスとオーム乳業が共感し得た信頼

業務用乳製品から小売むけ乳製品開発をめざしていたオーム乳業は、2年前、メゾンモンスのチーズ熟成庫を見学し、ヨーグルトの味に衝撃を受ける。

またエルベ・モンス氏もオーム乳業を視察。原料となる地元牧場の飼育、搾乳施設などのクオリティをその目で確かめ、フランス文化を代表するチーズをつくるメゾンモンスのオーム乳業への技術提携を決めた。

「オーム乳業の生クリームの質が高いのには驚いた。これならおいしいモンスデイリーヨーグルトができると確信した」とエルベ・モンス氏。

メゾンモンスが使う乳酸菌+熊本産の生乳=日本フランス合作ヨーグルト

国内の一般的なヨーグルトが、プラスチック製容器に入っているのに対し、このモンスデイリーヨーグルトは、ガラス製の瓶にこだわった。

ガラスはリサイクルができて、42~45度で熱するさいに熱影響をおよぼさないから。

また、メゾンモンスが使う乳酸菌を採用。生乳は荒尾酪農業協同組合(熊本)でつくられたものを使用。コストやパッケージなど総合的にみても、この価格が現状のラインと伝えている。

「わたしにとってよいヨーグルトとは、ピュアなミルクを噛んでいるような、酸味があまりなく、なめらかでフレッシュなもの。まるでケーキをつくるのと似ている」(エルベ・モンス氏)

―――食べてみて衝撃。どこまでも均一なクリーミーさ、逆さまにしてもこぼれ落ちない濃厚さ、どこまでもピュアな日本フランス合作ヨーグルトを、試してみて。