日立レールSTS社は、イタリア北部の都市トレントを走るTrento-Malé-Mezzana(トレント-マレ-メッツァーナ)鉄道やバスを含むトレントの公共交通機関で、新たなデジタルチケッティングソリューションを実証実験する。

イタリアのTrentino Trasporti(トレンティーノ・トラスポルティ)社と共同で実験。

デジタルチケッティングソリューションは、スマートフォンをチケットとして活用する日立グループのデジタル技術ソリューション。

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鉄道車両やバスなどの車体や、駅やバス停などに通信端末を設置し、乗客がスマートフォンにインストールしたアプリケーションを経由して位置情報のやり取りを行うことで、乗客がどの公共交通機関を利用したかを把握し、自動で運賃を算出。キャッシュレスで運賃を徴収することが可能に。

このソリューションで、乗客は紙のチケットやICカードなどを使用する必要がなくなり、シームレスでより快適な移動が実現。

また、公共交通機関の事業者は券売機や改札機といった設備を減らすことで、設備投資やメンテナンスコストを削減できる。

日立レールSTS社は、日立製作所の鉄道システム事業におけるグループ会社。