「シンコペーション:世界の巨匠たちと現代アート」ポーラ美術館

2019.06.02

ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、2019年8月10日(土)~12月1日(日)に、開館以来初となる、現代美術の作家たちに焦点をあてた展覧会「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」を開催します。この展覧会は、ポーラ美術館の絵画、彫刻、東洋陶磁など多岐にわたるコレクションを、現代美術の第一線で活躍する作家たちの作品とともに紹介するものです。これまで、モネやピカソといったコレクションの中核をなす作家をはじめ、巨匠たちの作品とともに歩んできたポーラ美術館は、同時代の表現へと展望を拡げ、新たな一歩を踏み出します。

覧会タイトル「シンコペーション」(切分法)とは、音楽において、リズムを意図的にずらし、楽曲に表情や緊張感をあたえる手法です。美術館の空間全体に広がるインスタレーション、音、映像、野外展示、写真、絵画など、現代の作家たちによる多様な表現は、時代や国境を越えて過去の巨匠たちの作品に改めて今日的な光を当て、現代を生きる私たちの感覚を揺さぶる、さまざまなリズムをもたらします。

※アンリ・マティス《リュート》1943年 ポーラ美術館蔵

ポーラ美術館 初の現代アートの展覧会

・モネ × セレスト・ブルシエ=ムジュノ
美術館の中に作られた円形プールの水面をゆったりと漂う白いボウルの数々。陶器がぶつかることで偶発的に奏でられる音色と、水の流れによって絶え間なく移り変わる光景は、モネが絵画に描きとどめた水面のきらめきに呼応するかのようです。

※セレスト・ブルシエ=ムジュノ《クリナメン v.2》2013年 Installation view: Centre Pompidou-Metz
© Céleste Boursier-Mougenot Photo: Rémi Bertrand

※クロード・モネ《睡蓮》1907年ポーラ美術館蔵

・東洋陶磁 × オリヴァー・ビア
さまざまな「器」の内奥にかすかに響く「声」をマイクでとらえ、音楽を紡ぎだすインスタレーション。ポーラ美術館の東洋陶磁との間には、どのようなセッションが生み出されるのでしょうか?

※オリヴァー・ビア《悪魔たち》(部分)2017年 フォーリンデン美術館蔵(ワッセナー、オランダ)Image courtesy of the artist and Galerie Thaddaeus Ropac
© Oliver Beer Photo: Stephen White

※左:《五彩花鳥文瓶(康熙五彩)》景徳鎮窯 清時代 17-18世紀ポーラ美術館蔵
右:《火焰紅双耳方壺「大清乾隆年製」銘》景徳鎮窯 清時代 18世紀 ポーラ美術館蔵

・サウンド・アートを牽引するアーティスト、スーザン・フィリップスが、森の遊歩道で「音」の新作インスタレーションを展開。箱根での滞在を経て制作された幻想的な音色が、森の奥に響き渡ります。

※スーザン・フィリップス《ロング・ゴーン》2006年 
2チャンネル・サウンド・インスタレーション
Installation view: Aspen Art Museum, 2008 Photo: Susan Philipsz

展覧会概要

会  期:2019年8月10日(土)~12月1日(日) 会期中無休
出品点数:50点以上
出展作家: オリヴァー・ビア、アブデルカデル・バンシャンマ、カンディダ・ヘーファー、石塚元太良、磯谷博史、アリシア・クワデ、セレスト・ブルシエ=ムジュノ、スーザン・フィリップス、プリンツ・ゴラム、ヴォルフガング・ティルマンス、渡辺豊、横溝静
[ポーラ美術館コレクションより]ルノワール、モネ、ロダン、セザンヌ、マティス、ピカソ、ダリ 他
開館時間:9:00~17:00(最終入館は16:30)


ポーラ美術館はロケーションが最高です。できるだけ人出の多くない週日の午前中、雨の美術館も良いんです。ガラスの向こう、箱根の森が神秘的で美しい。お勧めです。野外展は、まだ視ていないので雨だとどうでしょう・・・。

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