修繕された「関東の名車」 『京急デハ230形デハ236号』を見に行きました
6月4日(火)、京急デハ230形デハ236号のおよそ二年間に及ぶ修繕作業が完了し、その雄姿が報道陣向けに公開されました。
京急デハ230形デハ236号は、湘南電気鉄道デ1形として1929年に製造され、翌1930年の湘南電気鉄道開業時より運行を開始した車両です。1948年の京浜急行電鉄発足時にデハ230形に改番し、1978年に引退するまでの48年間、京急電鉄を支えてきました。
引退後は埼玉県川口市にて保存・展示されてきましたが、2017年に京急電鉄への帰郷が決定。修繕作業が行われ、2018年6月11日には外板塗装および床修繕作業が完了した姿も見られました。このあたりの経緯は過去の鉄道チャンネル記事でも取り上げています。
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車両外観。とても鮮やかな赤に彩られ、白い帯の入った美しい車体です。最大長16m、最大幅2.74m、最大高3.96m。
内装。レトロ感たっぷりの内装も綺麗に磨かれて輝かんばかり。
運転台はこんな感じ。他にも見所はいっぱいです。
今回は報道関係者のみの公開でしたが、一般公開もそう遠い話ではなさそうです。京急グループの本社は今年9月17日からみなとみらいへ順次移転しますが、ここに京急ミュージアム(仮称)が併設され、修繕された京急デハ230形デハ236号が展示される予定です。
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かつての姿を思うとため息が出るほど美しく、細部にまでこだわった修繕作業の冴えは見事の一言。一般公開が待ち遠しいですね。