京急電鉄は6月24日、普通列車利用者にインセンティブを与える「KQスタんぽ」アプリの配信を発表しました。平日朝ラッシュ時における特急列車などの混雑を緩和するのが主な狙いです。

非可聴音を使ったスタンプの仕組

「KQスタんぽ」のカギとなるのは、ヤマハが開発したSoundUD 音声トリガー技術「TypeB」を使用した音声信号。

普通列車走行中に車掌がタブレットを操作し、自動車内放送を実施している際に、人間の耳ではほぼ聞き取れない非可聴音を流します。乗客は「KQスタんぽ」を操作し、その非可聴音を認識することでポイントを取得。日本初の仕組となります。

サービス内容

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(1)スマートフォン(Android/iOSが対象)に「KQスタんぽ」アプリをDLします(アプリ利用料は無料、通信料は利用者負担)

(2)「京急プレミアポイントカード(クレジットカード機能のない京急プレミアポイントクリスタル含む)にて、京急プレミアポイントWeb会員に登録を済ませ、「KQスタんぽ」アプリにカード番号などを登録します。

(3)平日ラッシュ時間帯(7:30~9:00)に、上り普通列車に乗車します。

(4)平和島~鮫洲間と青物横丁~品川間で各1回(計2回)、自動車内放送(通常放送および英語放送)に合わせ「KQスタんぽ」画面の「取得」ボタンを押下し、スタンプを取得します。

(5)スタンプを2回取得すると翌日に京急プレミアポイント20ポイントが付与されます。

「KQスタんぽ」アプリ配信開始日は2019年6月28日(金)15:00頃。サービス開始は2019年7月1日(月)を予定しています。京急電鉄は本施策を通して朝ラッシュをずらす”オフピーク通勤”が難しい利用者に、新たな快適通勤に向けた新しい提案をするとしています。