【その1】(https://tetsudo-ch.com/8801986.html)に続き。。

屋外展示を見終えて、いよいよ建物内へ入ります。
・・・とその前に、注目して頂きたい部分があるのですが、皆さんお気付きでしょうか?

 

注目ポイントは入口の柱!実はこの柱、レールで出来ているのです!!(※本物ではありません。)
気付かれるお客様も少ないそうですよ。

 

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よく見ると刻印も入っていますね。2014の下に入っている横棒の数は何月に製作されたのかを表しているそうです。こちらは12本記されているので12月。知ってましたか??

 

まず目に入ってくる車両は新幹線500系と月光、雷鳥の並び。JR西日本を代表する車両で威厳がありますね。こちらのエリアでは鉄道の主役である「車両のしくみ」を学ぶことができます。
500系は、当時世界最速の300km/hでの営業運転を実現した新幹線として有名ですよね。アニメ、エヴァンゲリオンとコラボした「EVA新幹線」やハローキティとコラボした「ハローキティ新幹線」が話題を呼びました。

 

京都鉄道博物館の押しポイントは、実際に展示車両に触れられること。担当者さんから、思いっきり触れても、べたっとしても大丈夫とのことでしたので、500系の鼻先に遠慮なく張り付きました。(笑)
直に車体に触れられるってなかなかできないことですので、質感を肌で感じられるのは貴重な経験ですよね。普段は中に入ることができませんが、特別な公開日などイベント時には車内に入ることもできるそうですよ。

 

歴代のヘッドマークもずらり!皆さんはどちらがお気に入りですか?
私は天使が描かれているトワイライトエクスプレスのヘッドマークがお気に入り!かわいい!!

 

車両をかさ上げして展示しているので、普段は除くことのできない車両の裏側の構造も見学できます。搭載されている動力台車や動力を伝える仕組みなど、見上げると所狭しと部品が並んでいるのが面白い。

 

部品ごとに名称も表記されているので勉強になりますね。

 

臨時運行している車両に乗って車掌さんになりきり!
車内アナウンスを行ったり、ボタンを押したりと車掌さんが普段行う一連の動作を体験できます。

 

私が押しているこのボタン。ブザーだと思っていたのですが、正しくは「ブザ」なのですね。徳永ゆうきさんに車内アナウンスを再現してほしかったな。。

 

「車両のしくみ」の隣には「鉄道の施設」というエリアが。こちらでは線路・踏切・信号などの設備や、トンネルや橋などの施設、衝突を防ぐシステムなど、鉄道の運行に欠かすことのできない設備機器やシステムが紹介されています。線路点検に用いられる軌道自転車に乗って、保線係員の仕事を体験してみました。軌道自転車とは、線路上を自転車のように人力で走行して、災害時の線路巡回や夜間の軽作業時などに使用する軌道用諸車のこと。お子様を基準として設計されているのでなかなか漕ぎにくいのですが、振動が直に伝わってきてとても面白い!このように異常がないか点検を行うことで、私たちの安全を確保してくれているのですね。

 

「鉄道のあゆみ」エリアでは蒸気機関の発明や鉄道の開業、鉄道網の広がりと発展など、時代とともに駆けてきた鉄道の歴史と変遷を紹介しています。おすすめスポットは「昭和乃駅」。高度経済成長期(昭和30~40年代)の駅舎と駅前広場の懐かしい風景や雰囲気が再現されています。

 

陳列されているお菓子やタバコまで実際に販売されている懐かしの商品ばかりで再現度が高く、細部までこだわる京都鉄道博物館の粋な部分が感じ取れました。なんだかタイムスリップしたような空間で可愛らしい。。インスタ映えスポットとして素敵な写真が撮れますね。

【その3】へ続く。。

 

鉄道チャンネルMC:柏原美紀