びっくり社内ルールの裏には変革ロジックがあった! サイボウズの働き方改革、最新事例

2019.08.28

自殺率はトップのロシアに次いで2位、30代40代の働き盛りが自ら命を断つ―――ニッポン。

働き方改革、働き方改革、働き方改革って、ワードだけが飛び交っているような気もするけど、実際は働き方改革ってどうなの?

そんな思いが少しスッキリするセミナーが、きょう8月28日夕方、東京・日本橋のサイボウズ本社で行われた。

働き方改革のトレンドを語ってくれたのは、サイボウズ なかむらアサミさん。副業OKのサイボウズってことで、別会社でも広報を担当するアサミさん。

まず、「へええええええ!」と思ったのは……!?

サイボウズにあってほかにない、びっくりルール

サイボウズにあって、ほかの会社にはあまりない「マジか!」なルールが、これ。

◆働き方の選択(残業なし、短時間勤務、週3日勤務など)

◆都合に合わせて働く場所と時間帯を選べるウルトラワーク

◆最大6年の育児介護休暇

◆副業(複業)の自由化(誰でも会社に断りなく副業可)

◆退社しても再入社できる育自分休暇

―――こうしたびっくりルールを実現させるときのポイントは、なに?

100人100通りの働き方、ポイントは制度・ツール・風土を変えること

サイボウズももともと、4人に1人がすぐに辞めちゃうという会社だった。

変わったのは、「制度・ツール・風土を変えること」とアサミさんはいう。

ひとつは、在宅勤務、人事評価と給与、育児休暇、退職・採用、副業などの制度を変える。

ふたつめは、オンラインで情報を共有、遠隔会議、セキュリティ、リアルオフィスなどツールを変える。

みっつめは、多様性重視、個性の尊重、公明正大、率先垂範、議論といった風土を変える。

とくに、ふたつめの「オンラインで情報共有」は、サイボウズ社内の実績から生まれた業務改善プラットフォーム「kintone」へと結実する。

kintoneは、自社の業務に合わせてシステムをかんたんに構築できるクラウドサービス。業務アプリを直感的に作成でき、チーム内で共有して使えることから、日産や資生堂、全日空(ANA)、朝日新聞、東急電鉄、京王電鉄なども導入している。

じゃあ、この3つのチェンジで、大事なこととは……。

成功循環モデル、関係の質を上げる

そこで、関係→思考→行動→結果の4つの質を上げながらサイクルを回していくと成功していくという米国マサチューセッツ工科大学「成功循環モデル」を軸に、「まず、関係の質を上げていこう」とアサミさん。

「関係性の質を上げるとは、仲良くするではなく、依存から自立へ、同調から多様性へ、規範ではなくビジョンで束なることが大事」(なかむらさん)

―――こうした働き方改革の実践で、サイボウズは退職率が下がり、それと反比例するように売上を伸ばしたんだって。さらに、なかむらさんが所属するサイボウズ内チームワーク総研の企業研修プログラムが、多くの企業から支持されているんだって。

働き方改革のトレンドを肌で感じたサイボウズ時間。こんな働き方が国内で広まったら、どんなムーブメントやウェーブがくるか。いろいろ気になる。

tokyochips編集部

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