航空写真で分かること 晩夏鉄道旅顛末記5【50代から始めた鉄道趣味】151

2019.11.18

※2009年9月撮影

トップ画像は2009年9月に撮った侍浜の駅名標。現在の侍浜駅には「うみねこレール八戸市内線」モードの駅名標があるだけなのでJR東日本仕様の駅名標はありません。それで懐かしいので出してみました。この陸中中野駅~陸中夏井駅間が八戸線で唯一の山岳路線です。

この写真は陸奥白浜駅海側の眺望です。駅が高い場所にあることが分かります。言っても詮が無いことですが、天気が良ければ最高の眺めなのですが・・・。

リアス式海岸に沿って八戸線はアップダウンとカーブを繰り返します。勾配標には15.0パーミルの下りと表示されています。木々の間からは海が見えているのです。写真ではちょっと分からないですよね。

種差海岸の駅予告票。またカーブの先に駅です。右のコンクリート柱に付いているのは何でしょうか? 電波系?

うひゃ~、このカーブではホームはとても写りません。右側に使われなくなった相対式ホームの跡が見えます。かつては2面3線の駅だったのです。バラストがホームの部分、特にカーブの外側だけ換えられていないのも何となく不思議です。

駅名標。1924年(大正13年)八戸戦本八戸~種差間開業時に終点の種差駅として設置されました。1982年(昭和57年)交換設備が撤去され無人駅になっています。2002年(平成14年)種差海岸駅に改称。駅名標の後には種差名物と銘打った「塩ウニ屋」さんがあります。残念ながらシャッターが閉まっています。

この駅で観光客らしき方々がどっと降りました。みなさん海水浴の雰囲気ではありません。子供もいませんし。地図で見ると駅の周囲には民宿や磯料理の食堂などが複数あるので、それが目的かな。

こちらは相対式ホームの跡。元2面3線ということは、あちら側が島式ホームだったのかしら。駅の西側は山になりますが、壁の向こう、高台の上にかなり巨大な砂利の採石場があることが航空写真でわかりました。航空写真というのは色々と不思議なことがわかって面白いですよね。だって写真からはこの向こうに巨大な採石場の露天掘りの坑(楕円形で長い方の直径は200mくらいあります)があるなんて全く想像できませんよ。

勾配の上に大久喜駅があります。

ホームは勾配標のL(水平)ですが、駅の向こうはまた急勾配を下ります。単式ホームに待合室のシンプルな駅。種差海岸駅からは2.2km。

駅名標。筆者の生まれた1956年(昭和31年)に大久喜駅は旧国鉄の駅として開業しました。駅の北側100mほどで太平洋です。砂浜はなく岩場が続くリアス式海岸です。岩場の一部を活かした大久喜漁港もあります。

たぶん次回で雨が降り出して前面展望が撮れなくなります。流石にがっかりしましたが、この八戸線は晩夏の鉄道旅1本目ということで、まだまだショックは軽かったのです。

(写真・記事/住田至朗)


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