トップ画像は小塩江駅。この時点では雨は降っていません。

前面展望は良い天気。何だか周囲はすっかり森林という雰囲気です。

ほよ~。今度は右カーブに駅予告票です。

ADVERTISEMENT

谷田川江から2.9kmで小塩江駅。

単式ホームのシンプルな駅。

駅は県道141号線の沿っています。駅前は広い砂利の広場で列車利用者用パーキング=パーク&ライド駐車場があります。トップ画像を参照ください。

駅舎、というか待合室があります。「Suigun-036」は何でしょう? 水郡線に駅番号は設定されていないですし。確かに水戸駅がわから常陸青柳駅を1として数えると小塩江駅は36番目です。

ホームに出て谷田川駅方面を見ます。

駅名標。1952年(昭和27年)開業。1970年(昭和45年)乗車券を駅名の個人商店に簡易委託して無人化されました。1995年(平成7年)簡易委託を解除。

駅の所在地は福島県須賀川市塩田字小玉、近隣に小塩江という地名が見当たらないので調べました。そもそもは、1889年(明治22年)町制施行で「小」倉村、「塩」田村、「江」持村が合併して小塩江村が発足。旧村名は大字に残っています。小学校と中学校に小塩江の名称が残されています。

1954年(昭和29年)小塩江村は、須賀川町、浜田村、西袋村、稲田村と合併して須賀川市になりました。小塩江村は廃止されました。駅の開業はその直前の1952年開業なのです。

福島県内、水郡線の駅で周辺人口の最も少ないのは矢祭山駅ですが、小塩江も3位で駅を中心にした半径500m、直径1kmの円内には35世帯128人が住んで居ます。JR東日本による乗車人員も2014年(平成26年)38人/日と多くはありませんね。

ちなみにお隣の谷田川駅は同じ範囲に38世帯124人と僅差で2位です。(2010年国勢調査)駅の2004年(平成16年)利用者は小塩江駅の3倍近いのです。

川東駅方面を見ています。駅前に自動車が停められているのが見えます。

望遠レンズにするとこんな感じです。航空写真で周囲を見ると基本的には農地が多いのですが、水郡線沿線には森というか小高い丘があります。耕地の無い山中の地名が「松木畑」や「中ノ作田」だったりします。最近、地図を見ると地名を探すクセがついちゃったみたいです。

駅出入口。左手の白いお宅の前は県道141号線です。

前面展望の日に待合室を撮りましたが、逆光だぁ・・・。周囲が山がちになってきた感じですね。

前面展望が安積永盛駅から水戸駅に向かっているので、その順番でレンタカーの全駅訪問は逆の順番になっています。この先、雨は降りませんよ。

では、水郡線全駅6【50代から始めた鉄道趣味】195 が 2020年(令和2年)元旦のコラムになります。

大晦日、掃除を済ませて早く寛ぎたいですね。2019年令和元年、1年間ありがとうございました。

来年も宜しくお願いします。

追記:

このコラムは2019年10月に書いています。10月12日〜13日に関東から東北に上陸した大型台風19号の被害で水郡線は、郡山駅〜常陸大宮駅間の運転を見合わせています。JR東日本の発表では、郡山駅〜常陸大子駅間の復旧には一ヶ月程度ということなので、このコラムが掲載されるタイミングで復旧している可能性が高いのですが、常陸大子駅〜常陸大宮駅間の被害は甚大なため運転再開の目処はたっていないとのことです。

※2019年10月19日にJR東日本は、安積永盛駅〜常陸大子駅間と西金駅〜常陸大宮駅間の運転を再開すると発表しました。

被害を受けたJR東日本と水郡線沿線の皆様にお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。水郡線復旧の情報が発表されましたらコラム内でも速やかにお伝えいたします。2019/10/15記

(写真・記事/住田至朗)