野木沢の地名は駅と郵便局だけ 水郡線全駅9【50代から始めた鉄道趣味】198

2020.01.04

トップ画像は野木沢駅舎。というか、ほとんどJA夢みなみ、農協の建物です。

ネットで探すと野木沢駅の古い木造駅舎の写真もあるのですが、いつ頃建て替えられたのか不明です。

前面展望ですが、例の如く一瞬・ぼ~っとしてたら眼の前に駅予告票。カーブの途中でした。

川辺沖駅から2.5kmで野木沢駅。

ずいぶん立派な駅舎があるなぁ、と思ったのですが。右手には相対式ホーム2面2線のホームが残っています。それにしても前面ガラスが汚いですねぇ。

トップ画像に書いた様に駅舎はJAの建物がほとんどで、野木沢駅はこの小さな張り出し部分だけです。木のベンチがあるだけの待合室。たまたま保線員の方々が打ち合わせをされていたので内部の写真は撮れませんでした。

ホーム側の出入口。中に保線員の方々がいます。

ホームに出て、安積永盛駅方面を見ます。駅周辺には集落があります。福島県統計年鑑でこの駅の乗車人員は、148人/日(降車客を含まず/2004年)となっていますからそれなりに利用者もいます。

水戸方面。使われていないホームには植栽があります。

駅名標。左にJAの建物、駅の出入口があります。看板で見えませんが駅前広場は、パーク&ライドの駐車場になっています。1934年(昭和9年)開業。1970年(昭和45年)大阪万博の年に無人化されています。個人商店に乗車券を簡易委託しましたが、1995年(平成7年)に委託を解除。

地名は、1889年(明治22年)の町村制施行で、中野村、曲木(まがき)村、塩沢村が合併して野木沢村が発足したことから始まっています。1955年(昭和30年)野木沢村は、石川町、母畑村、中谷村、山橋村と合併して石川町になって消滅しました。駅所在地は福島県石川郡石川町大字中野ですから、古い村の名前は大字で残っていますが野木沢の地名は駅と郵便局に残っているだけです。大字には、曲木、塩沢も残っています。

駅前の「のぎさわ散策マップ」には大字の古い村名が記載されているので場所が分かります。この範囲が旧野木沢村だったのでしょう。

キレイに残っている旧ホーム。植栽の手入れは誰がしているのでしょう。水戸方面に踏切があります。

その踏切まで行って、駅を写しました。左手前に水戸起点の110キロポストがあります。野木沢駅は水戸から110.1kmです。

駅の西、800mほどに悪戸(あくど)という地域があって、古墳古代後期の横穴式石室の円墳が9基保存されています。福島県の指定史跡「悪戸古墳群」です。阿武隈川から100mほど離れています。でも古墳が作られた6世紀頃から川筋は変化しているかな。いずれにしても古くから人々が繁栄したエリアだったのですね。

では、水郡線全駅10【50代から始めた鉄道趣味】199 に続きます。

追記:

このコラムは2019年10月に書いています。10月12日〜13日に関東から東北に上陸した大型台風19号の被害で水郡線は、郡山駅〜常陸大宮駅間の運転を見合わせています。2019年10月19日にJR東日本は、安積永盛駅〜常陸大子駅間と西金駅〜常陸大宮駅間の運転を再開すると発表しました。西金駅〜常陸大子駅間の被害は橋梁破損など甚大なため運転再開の目処はたっていないとのことです。

被害を受けたJR東日本と水郡線沿線の皆様にお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。水郡線復旧の情報が発表されましたらコラム内でも速やかにお伝えいたします。2019/10/20記

(写真・記事/住田至朗)


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