ラグビーW杯日本開催で「ONE TEAM」の想いをつないだ日本代表が、初のベスト8入り。その決勝大会が行われようとするころ、「スポーツ観戦・視聴動向に関する調査」なる結果が発表された。

ライムライト・ネットワークス・ジャパンは2019年10月、10代から60代以上までの男女624名を対象に、ライブ動画配信サービスの利用実態について調査を実施。その調査結果がこうだ。

◆スタジアムや競技場で観る競技は、野球が過半数(52.3%)で1位。2位のサッカー(26.3%)のおよそ2倍に。

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◆今後、スタジアムや競技場で観たい競技は、1位のサッカー(21.8%)に次いでラグビー(20.3%)が僅差で2位。世代別では50代以上の世代でラグビー(24.6%)が1位、4人に1人はラグビーをリアルなスタジアムや競技場で観たいと回答。

◆生中継やライブ配信でよく観る競技は、1位が野球(48.1%)、2位がサッカー(43.9%)、3位がバレーボール(18.5%)。野球とサッカーを生中継やライブ配信で観戦する志向が、リアルに競技会場で観戦する志向と同じぐらいあった。

◆今後、生中継やライブ配信で観たい競技は、全体ではバスケットボール(15.9%)が1位、また女性の30代~40代で1位に。世代別では50代以上の世代でラグビー(18.3%)が1位に。

◆生で観戦できないときに録画しても観る競技はサッカー(21.2%)が1位。今後、録画しても観たい競技はラグビー(12.1%)が1位に。

◆実際に競技会場で観戦できないときの観戦方法は、およそ4分の3(73.4%)の人が「テレビで生で観る」。いっぽう、とくに30代男性は「ライブ動画で観る」が高い結果に(全体13.6%、30代男性30.8%)。

◆2ndスクリーンを使って観たい競技は、1位がサッカー(46.1%)、2位が野球(42.1%)となり、世代別では10代でバレーボールが高い結果に(全体18.5%、10代35.2%)。

リアル観戦は野球、サッカー、ラグビーが人気

リアルなスタジアムや競技場でよく観る競技は、野球が過半数(52.3%)で1位。2位のサッカー(26.3%)のおよそ2倍の結果に。国内のスポーツ観戦では、野球人気の高さが明らかになったかたち。

いっぽう「今後、実際にスタジアムや競技場で観たい」という競技は、1位のサッカー(21.8%)に次いで、ラグビー(20.3%)が2位。国際的な大会が日本で開催されるなか、ラグビーへの関心の高さがみえた。

バスケやフィギュアは「ライブ配信で観たい」

生中継やライブ配信でよく観る競技は、1位が野球(48.1%)、2位がサッカー(43.9%)、3位がバレーボール(18.5%)。野球とサッカーの視聴動向は、実際に競技会場で観戦する競技についての結果と比べて、大きな差がないことが判明。

また「今後、生中継またはライブ配信で観たい」という競技は、1位がバスケットボール(15.9%)、2位がラグビー(15.3%)、3位がテニス(11.9%)だった。

バスケットボールは男性の10代(24.3%)や、女性の30代(22.9%)40代(22.7%)で1位。世代別では、50代女性のフリーアンサーでは「フィギュアスケート」との回答が多かった。

全体では、50代以上の世代でラグビー(18.3%)が1位。10~40代の各世代で、「生中継やライブ配信で観たい競技」にラグビーが2位にランクインし、世代を問わないラグビー人気が明らかに。

海外リーグも注目されているサッカーはライブ配信が人気

国際的スポーツ大会など、実際に競技会場で観戦できないときの観戦方法を聞くと、1位は「テレビで生で観る」で73.4%。7割以上の人がテレビでタイムリーに競技を観戦すると回答。

世代別では、とくに30代男性では「ライブ動画で観る」も高い結果に(全体13.6%、30代男性30.8%)。

また、「ライブ動画で観る」を選択した人(85人)について分析したところ、生中継やライブ配信でよく観る競技は、サッカーが過半数を超えた(45人)。

サッカーは、海外で開催される試合の関心が高く、通勤中や仕事の休憩時間中に日本代表の出場試合を視聴するなど、海外で開催される試合や海外リーグの試合観戦も身近になってきているとみている。

ライムライト・ネットワークス・ジャパン
https://www.limelightnetworks.jp/

tokyochips編集部