テープカットの様子

2020年1月3日 長らく工事が行われていた、東京メトロ銀座線 渋谷駅の新駅舎共用開始記念式典が行われた。

 

銀座線渋谷駅は1938年12月に開業、現在では1日に約22万人(2018年度)もの利用者がある。

しかし、開業以来百貨店内にあることなどが理由に大規模な改修は行っておらず、安全面やサービス面で問題を抱えていた。

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この状況を改善するために、渋谷駅街区基盤整備と連携し2009年より移設工事を着手。

そして、本日始発より新駅舎の利用が開始された。

始発案内
始発列車
新駅舎を出発

 

銀座線渋谷駅新駅舎のデザインコンセプトは、フューチャーシティ。

外観は変化し続ける渋谷の要素を取り入れつつ、地上から見上げた時に駅舎の圧迫感を感じさせない外観。

内観は近未来的なデザインを用いて、新しい街を体現する空間を作り、屋根をアーチ構造にすることで柱のない広々としたホームを実現。

新駅舎のホームは、「相対式」から「島式」ホームへ変更し、ホーム幅も約6mから12mへ拡幅。

アーチ構造なので天井が高く、白い室内になっており、明るく開放的。

開放的なホーム

また、改札口は旧駅舎では5箇所でしたが、現在ホーム両端に2個所(渋谷ヒカリエ2階と接続する改札口1箇所が時期未定で開設予定)、最終完成時には3箇所設置される。

銀座線渋谷駅 明治通り側改札口
明治通り側改札付近
渋谷スクランブルスクエア方面改札
新駅舎への乗り換え案内

エレベーターは、旧駅舎では1ルート、新駅舎では現在1ルートだが2020年7月までに2ルート設置される。

エスカレーターは旧駅舎では設置されておらず、今回初めて2基設置された。

ホームドアは現在設置しておらず、こちらも2020年7月までに設置予定。

ホームベンチと床はまだ仮設で、順次完了予定。

仮設ベンチ

 

去年から大型工事の完了が相次ぐ渋谷駅。

これからさらに便利で活気のある駅になっていくのが楽しみですね。

列車を見送る

(文章・写真:神森沙織)