今度は北海道の海の幸 新幹線で東京駅へ 3月

巷では近鉄鮮魚列車の運行終了と新しい鮮魚運搬車両「伊勢志摩お魚図鑑」が話題ですが、ここ一年で注目度の高い鮮魚輸送といえば、やはりJR東日本の新幹線輸送ではないでしょうか。
2019年6月にはJR東日本とフーディソンがタイアップし、上越新幹線と東北新幹線でウニやエビを運ぶ実証実験が行われました。新幹線で野菜などの生鮮食品を運ぶのは過去にも例がありましたが、鮮魚に関してはこれが初の試みでした。2020年2月現在もJR東京駅構内では「うまさ一番 富山のさかなフェア」を開催中、JR東日本とJR西日本が連携して北陸新幹線で富山湾の魚介類を運んでいます。
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東北、北陸ときたからには今度は北海道だ!ということで、JR東日本とJR北海道、東京駅構内の商業施設を運営する鉄道会館が連携。2020年3月9日(月)より、東京駅で北海道の海産物販売とレストランフェアを開催します。

噴火湾(内浦湾)で早朝に獲れた魚介類をスピーディに東京へ届けるため、北海道新幹線を使用。新函館北斗駅にて特産品や北海道キヨスク(株)が開発中の「駅弁の函館みかど弁当工場」などを新幹線に積み込み、東京駅で荷下ろし、駅構内で販売・食事の提供を行います。
販売イベント
日時 2020年3月9日(月)11:00~19:00、 10日(火)11:00~18:00
場所 東京駅前 KITTE丸の内 地下1階「東京シティアイ」
内容 北海道新幹線で運んだ鮮魚類や弁当の販売および民族共生象徴空間(ウポポイ)、 道南エリアの観光PRをおこないます。 また、 3月9日(月)にはオープニングセレモニーを予定しています。

レストランフェア
日時 2020年3月9日(月)より実施予定。 (会期未定)
場所 東京駅構内の一部飲食店等
内容 北海道の食材を使ったオリジナル限定メニューの提供
3月9日・10日の2日間は、 新幹線で運んだ食材を使った限定メニューを提供予定です。
鉄道チャンネル編集部
北海道新幹線H5系イメージ写真:Pixta