トップ画像に京急電車が写っていません。天空橋駅から先は地下線、地下駅でなかなか駅で鉄道車両を撮ることができませんでした。電車の写真が無いのでこの様なトップ画像になります。御容赦ください。

天空橋駅の【駅ぶら】開始します。上りホームで羽田空港方面を見ています。ホーム壁面はシックな濃いブルーのタイルが貼られています。

こちらは京急蒲田側。乗って来た電車が見えなくなります。

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駅名標。上りホームから下りホームの駅名標が上手く撮れなかったので上りの駅名標です。羽田空港国際線ターミナル駅のシールが貼ってあります。2020年3月14日(土)に羽田空港国際線ターミナル駅は羽田空港第3ターミナルに駅名が改称されるので、既に駅名標は新しく改訂されていて、暫定的に現在の駅名がシールで貼ってあるのかもしれません。

※撮影が3月14日以前なので一部改称前の旧駅名でコラムを書いています。ご了承ください。

1956年(昭和31年)穴守線の稲荷橋駅が穴守稲荷駅に改称され、休止区間だった穴守稲荷駅~羽田空港駅が復活されました。これは1991年(平成3年)に廃止された初代羽田空港駅です。現在の天空橋駅よりも200m京急蒲田駅寄りの海老取川の西側にあった地上駅でした。沖合に移転する前の羽田空港アクセス駅でしたが、実態は「地理に不案内な利用者が駅名をたよりに駅に降りたって、海老取川を隔てた遥か彼方の空港施設を見て茫然とする」というものでした。一時期は旧羽田空港駅から旧空港ターミナルへの連絡バスも運行されましたが利用者が少ないため短期間で廃止されています。

羽田空港の沖合移転で旧羽田空港駅は休止(後に廃止)。1993年(平成5年)空港島の現・天空橋駅の位置に新たに羽田駅が新設されます。※また海老取川に架けられた人道橋は公募で「天空橋」と命名されました。しかし新たに設置された羽田空港駅も新空港ターミナル(ビックバード)の直下に京急が乗り入れる新駅が完成するまでの暫定的なものでした。東京モノレールに乗り換えて新空港ターミナル(ビックバード)にアクセスするための乗り換え駅だったのです。

※旧・羽田空港駅に対する新しい羽田空港駅という意味で新羽田空港駅と書きました。読者の方からのご指摘で「羽田駅」の誤りであったことが分かりました。筆者の注意不足でした。申し訳ございません。修正させていただきます。ご指摘ありがとうございました。住田至朗

5年後の1998年(平成10年)ようやく羽田空港駅(現・羽田空港国内線ターミナル駅、2020年3月14日から羽田空港第1・第2ターミナル駅)が開業して羽田空港とのアクセスが出来上がると天空橋駅に改称されて現在に至っています。

東京モノレールとの乗り換え口も1998年(平成10年)以降縮小されました。

改札口に向かいます。

改札口は、あまり大きくありません。

改札の外からです。

都道311号線の下をくぐる地下道です。

都道311号線の西側の天空橋駅舎。左の人道は天空橋につながっています。

都道311号線の空港側にも駅舎があります。写ってはいませんが、左(北)に進むと東京モノレールの天空橋駅があります。

終戦後、GHQの接収で海老取川を渡った空港島側に住民はいません。こちら側の駅舎を利用するのは近隣の空港関連会社の方々です。

駅舎の正面に案内マップが掲出されていました。穴守稲荷神社が意外に近いのですね。

天空橋で海老取川を渡って【駅ぶら】します。

【駅ぶら03】京浜急行119 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)