いま長野の廃車場にいる189系と251系、生粋の長野っ子 N102編成が特急 あずさ を担ったころ

2020.04.26

長野総合車両センターに最後まで残った 189系 N102編成6両が、同センターの廃車エリアに。その横には、つい先日まで東海道を駆けていた大宮総合車両センター(宮オオ)所属 251系 RE-3編成が……。

189系 N102編成は、6両とも川崎重工でつくられたくるま。6両とも登場当初から長野をベースにし、一度も長野を離れず長野で2019年6月に廃車が決まり留置されたままだった。

白地ボディに客窓まわり深緑帯のあさま色。新宿寄りから1号車で、1~5号車まではグレードアップ編成車のシートに交換。晩年は快速 妙高(長野~直江津)や、おはようライナー(塩尻~長野)を担い、山間の道を駆け抜けた。

その快速 妙高の乗車記は別で記すとして、ここでは2017年8月、特急あずさの運用についたころのようすを。

昭和の山岳特急時代を想わせる、国鉄189系らしい車内

「本日、座席指定券はすべて発売済みです。指定券をお持ちでない方は、自由席をご利用ください」

2017年8月26日、新宿駅。朝6時20分、9番ホームには「ASAMA」と記された189系 N102編成 の姿。

新宿を最も早く発つ、特急あずさ71号(9071M)が、6時30分の発車を前に、前照灯を落として静かに待機中。

松本車両センターのE257系やE351系と違い、この早朝臨時版あずさは、長野総合車両センターの国鉄型特急車189系が入った。

客室は、エル特急時代を想わせる懐かしい雰囲気。この日は、山好きな男女で満席。大きなリュックが網棚を埋めた。

まるで、昭和の山岳特急時代を想わせる、国鉄189系らしい車内。車内は一気に山系の匂いに……。

床下からは、国鉄時代の特急車を想わせるブロワ音が聞こえた。

いま新宿の中央線特急着発線には、189系はもちろん、E257系の姿も消え、J-TREC横浜で生まれたE353系がそこを埋めている。


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