光触媒脱臭除菌システムの仕組 画像:サンスターグループ

サンスターグループは17日、ユーヴィックスの光触媒脱臭除菌システムがJR西日本の特急列車の車室内空気清浄機として採用されることが決定したと発表した。

サンスターの光触媒脱臭除菌システムの仕組は、室内の空気中に浮遊する臭気の原因物質や菌、ウイルスといった有害な有機化合物を紫外光を使った光触媒反応で水と二酸化炭素などに酸化分解するというもの。

高い脱臭効果、菌・ウイルスの除去効果があるとされ、空気清浄のための物質を車室内に放出しないこと、集塵フィルタなどの交換が不要でメンテナンスの手間が少ないことから様々な室内空間の脱臭除菌用途に使用されている。

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鉄道向け車両に関しては、JR西日本テクノスとの共同開発により2016年に大阪環状線鉄道車両の空気清浄機として採用され、関連部品を納入している。これまでの運転実績から、車室内の空気質を良好に保つことが評価された結果、JR西日本の特急列車にも順次採用されることになったという。

同社は今後、鉄道車両向け空気清浄機については「TiO Clean(チオクリーン)」の名称で展開していく。

鉄道チャンネル編集部