2020(令和2)年6月22日(月)、香川県の多度津工場にて、昨年登場した新型の2700系気動車を使用した「土讃線アンパンマン列車」の報道公開が行われました。

「土讃線あかいアンパンマン列車」と「土讃線きいろいアンパンマン列車」は本年7月18日(土)から、これまでのアンパンマン列車を置き換える形で導入されます。運転パターンは以下の2通りで、隔日で交互に運転を行います。

【Aパターン】
南風2号(高知6時発)
南風3号(岡山8時52分発)
南風14号(高知12時13分発)
南風15号(岡山15時5分発)
南風26号(高知18時36分発)
南風27号(岡山21時39分発)

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【Bパターン】
南風6号(高知8時1分発)
南風7号(岡山11時5分発)
南風18号(高知14時13分発)
南風19号(岡山17時5分発)

JR四国は「20周年という節目にアンパンマンの原作者である、やなせたかし先生の故郷を運転するアンパンマン列車を新しくデビューさせるということで、アンパンマン列車の中のアンパンマン列車をデビューさせることを意識して準備しました」とコメント。

アンパンマン列車で大人気の「アンパンマンシート」もこれまでの16席から24席に増設し、より多くのお子様にご利用いただけるようになったとしています。シートデザインもイス全体がアンパンマンや仲間たちのデザインになっているため、大好きなキャラクターに抱っこされながら列車の旅を楽しめますね。

「土讃線アンパンマン列車」は2000年度より運行を開始し、今年で20周年を迎えます。現在使用されている2000系気動車は1990年に第30回鉄道友の会「ローレル賞」を受賞した名車ですが、およそ30年の時を経て登場した2700系気動車も同様にローレル賞を受賞しており、JR四国の技術と魂を継承した名車がアンパンマン列車を継ぐ形です。7月18日(土)には高知駅コンコース及び1番ホームにて出発式が行われます。

土讃線2000系アンパンマン列車の定期運行そのものは同日で最後となりますが、JR四国は8月29日(土)にラストランツアーを実施します。チケットはJR四国ツアー(WEB)で6月23日より先行発売しており、7月1日からは一般発売も行われます。

ラストランツアーでは新型コロナウイルス対策として、「『3密』状態を避けて撮影タイムを設けることに苦労した」(JR四国)としつつも、ツアー内容を調整して「アンパンマンとの記念撮影会」を設定。小さなお子様が安全に楽しめるよう感染防止対策を行っているとのことです。

鉄道チャンネル編集部
写真提供:JR四国

※2020年6月24日16時42分 JR四国コメントなど一部追記いたしました。(鉄道チャンネル編集部)