一本300円という攻めた価格設定だが、原料費を考えると実はかなり安い……?

1本300円という攻めた価格設定のりんごジュースが登場しました。その名も「青森りんご 世界一」。JR東日本ウォータービジネスのオリジナル飲料ブランド acure made <アキュアメイド>のひとつ「青森りんごシリーズ」から、数量限定での発売となります。

価格の理由は使用品種にありました。このジュースには誕生当初世界一大きいと言われた希少品種「世界一」だけを使用しています。「世界一」は主に外国への輸出品として扱われ、国内のスーパーマーケットにはめったに並ばないレアりんご。青森県内でも作付面積は全体の0.5%程度といいます。開発を担当されたJR東日本ウォータービジネスの石原さんは、特に苦労した点として原料調達の難しさに言及しました。

「りんご自販機」を背に開発の経緯を語る JR東日本ウォータービジネス 石原さん

また、10月6日より期間限定で、JR東日本の東京駅・上野駅構内に「青森りんご」ジュースだけを販売する『りんご自販機』を設置。「世界一」の発売とあわせ、「『青森りんご』が品種ごとに展開しているブランドであることを知ってほしい」(石原さん)という思いがあるようです。

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「青森りんご 世界一」は上記りんご自販機の他、一部のアキュアの自販機(約100箇所)でも販売、JR東日本ウォータービジネスの通信販売でも購入できます。肝心の味が「世界一」なのかどうかはともかくとして、実際に試飲した感想としては、甘過ぎず酸っぱ過ぎず、すっきりとした味わいでした。

<参考:りんご自販機設置個所>
東京駅改札外 丸の内地下1階 中央コンコース丸ビル入口付近
上野駅改札内 3階コンコース公園口改札前付近 3-4番線階段横

文/写真:一橋正浩