「Go!Go!灘五郷!」第二弾ラッピング列車

10月13日から、阪神電鉄でラッピング列車「Go!Go!灘五郷!」の第2弾の運行がスタートします。

「Go!Go!灘五郷!」は、阪神電鉄、灘五郷酒造組合、神戸市、西宮市が取り組んでいる『「灘の酒蔵」活性化プロジェクト』の一環として運行する列車です。約2年の運行期間で、令和2年度の日本遺産にも認定された、阪神電鉄沿線に広がる日本一の酒どころ「灘五郷」をアピールします。

「灘は日本一の酒どころ」というキャッチが目を引きます

ラッピングのテーマは「四季折々の日本酒の楽しみ方」。それぞれの季節の日本酒の楽しみ方や美味しい料理が車体に描かれています。

春は花見酒。桜色の酒器が可愛い
夏は涼み酒。酒器もガラスで涼しげに
秋はひやおろし。秋刀魚を焼いているネコの表情が良い
冬はしぼりたて。酒器の持ち手がネコのしっぽ!
季節感あふれるイラストに、たまたま居合わせた人たちも大興奮していました
6両目は酒造りにまつわるものが描かれています
杉玉のモチーフは日本酒好きにはたまらない!

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車内では、ポスターで灘の日本酒や酒蔵を紹介。つり革には小さな菰樽(こもだる)もあり、日本酒文化をアピールしています。

ポスターの掲出は運行開始から約3週間の予定
座席側面には「Go!Go!灘五郷!」のロゴ。車両ごとに色が違うのも要チェック
つり革の菰樽は、ミニサイズながら職人が作った本格的なもの
菰樽のラベルは全部で32種類。好きな日本酒の菰樽を探すのも楽しそうです

「乗っていただいて、灘のお酒を飲んでみたいなあと思っていただいたらうれしいですね」と語ったのは、デザインを担当したイラストレーターの山口さん。自身も日本酒好きで、今の季節は香りを楽しみながらちびちびと飲むのがおすすめだそうです。

表情豊かなネコの絵には、日本酒の原料である米をネズミから守るという意味も

「このラッピング列車に乗っていただいて、四季折々の日本酒文化を楽しんでいただければと思います。また、沿線には見学できる酒蔵もありますので、そちらにもぜひ訪れていただければと思います」(阪神電鉄広報担当者)

6両編成の中に1両だけ、こっそり阪神電車が描かれています

ラッピング列車「Go!Go!灘五郷!」第2弾は、阪神本線、阪神なんば線、神戸高速線を中心に、相互直通運転を行う山陽電鉄線や近鉄線でも運行される予定です。また、灘五郷めぐりに便利な「灘五郷 酒蔵めぐり1dayチケット」(1枚900円)も2020年10月1日から2021年5月9日までの期間限定で販売中。鉄道ファンはもちろん、日本酒ファンも注目の列車です。

文/写真:鶴原早恵子