写真:Jun Kaida / PIXTA

JR西日本が10月20日から販売開始した「J-WESTポイント特割きっぷ」を使うと、大阪~金沢・富山間が格安で移動できる。

たとえば「大阪市内~金沢」で特急「サンダーバード」を使用した場合、所定額は7,790円(指定席)になる。しかし「J-WESTポイント特割きっぷ」なら、3,000円+「J-WESTポイント」1000ポイントで済む。「大阪市内~富山」間なら通常9,590円が4,000円+1000ポイントで行ける。もし「J-WESTポイント」が余っているなら実質半額クラスの割引と言えるだろう。

発売はJR西日本ネット予約「e5489」専用で、かつ「J-WESTカード」会員でなければならない。利用期間は2020年10月20日(火)から2020年12月25日(金)までで、乗車日13日前の5:30から当日まで発売。発売枚数に限りがあるため、希望の列車が空いていたとしても必ず購入できるとは限らないが、乗車当日の購入も可能だ。

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購入時に上記金額の決済が行われ、ポイントが引き落とされる。JR西日本としては「J-WESTポイント」を利用してネットで購入できる割引きっぷを発売するのは今回が初めてという。

ちょい足しに使えるテクは

「J-WESTポイント」は「J-WESTカード」のご利用金額1,000円につき5ポイント貯まる。前月16日~当月15日の利用金額に対して、当月の27日にポイントが付与される(※付与のタイミングが異なる場合もある)。

1000ポイント分貯めるのに必要な金額は20万円。さすがに数千~数万ポイント余っているという人はそう多くはないだろうが、数百ポイント所持しており使いどころに迷っている方はそれなりにいるかもしれない。あと少し、という方のために「ちょい足し」に使える情報を書いておこう。

決済用カードを「J-WESTカード」にしているなら、「SMART ICOCA」へクイックチャージする際も「J-WESTポイント」は貯まる。最近は交通系ICカードを使って非接触で会計を済ませることも多いため、普段は交通費しかチャージしないという方も多めにチャージしておいて損はない。

「JRおでかけネット」を読むと、効率的に貯める方法も記載されている。駅ナカ・駅チカの「J-WESTポイント優待加盟店」の支払いで「J-WESTカード」を使えば、ほとんどのお店で2~3倍のポイントがつく。大量にポイントを獲得するなら旅行に行くのもいいだろう。JRおでかけネットの宿泊予約経由で、たとえば「ベストリザーブ・宿ぷらざ」で予約・宿泊すればご利用額(税抜き)1,000円につき25ポイント付与される。

「AOYAMAポイント・ROSEポイント」「タイムズポイント」「JRホテルメンバーズポイント」「WESPO」を「J-WESTポイント」に交換することもできる。余っているポイントがあるなら「ちょい足し」に使ってもいいかもしれない。

もちろん「J-WESTカードよりポイント還元率の良いカードを使いたい。きっぷは通常料金で」とした方が総合的に見てお得なケースもある。しかしあと少しで1000ポイントに届くというのであれば、こうした小技を活用してみるのも良いだろう。

鉄道チャンネル編集部