「ゆふいんの森」イメージ 写真:HAYABUSA / PIXTA

JR九州は28日(水)、令和2年7月豪雨で被災した久大本線について、2020年度内の全線運転再開を目指し復旧工事を進める方針を示した。

久大本線は久留米~大分間(141.5km)を結ぶ鉄道路線。沿線には日田や由布院などの観光地もあり、特急「ゆふ」「ゆふいんの森」などが走る。

同社の7月13日付の発表によると、令和2年7月豪雨で豊後中村~野矢間の「第二野上川橋りょう」が流失。その他にも橋脚の傾斜、トンネルや線路への土砂流入、盛土流出など計145件の被害を確認したという。10月現在も豊後森駅~庄内駅間ではバス代行が続く。

画像は7月13日付で発表されたJR九州リリースから

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同社は河川管理者である大分県と、国からの助言も踏まえ復旧方法に関する協議を進めてきた。JR九州青柳社長は、「コロナ禍にあえぐ観光地の復興に少しでもお役にたてるよう、しっかりと復旧工事を進め、一日も早い復旧と久大本線沿線の復興に向けて取り組んで参ります」と述べた。

鉄道チャンネル編集部