京王電鉄はことし2020年度、自社車両のVVVFインバータ制御装置更新や2画面ビジョン、多言語放送、LED化、防犯カメラ設置などをすすめる。

こうした車体更新を施すくるまは京王線8000系や井の頭線1000系がメイン。

おもに1992~1999年につくられた京王8000系は、京王線初のVVVFインバータ制御車。6000系以来20年ぶりのフルモデルチェンジ車として、日本車輌製造と東急車輛がつくったモデル。

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また1995~2010年に出た京王1000系は、現在の井の頭線を担うモデル。5両編成29本145両が活躍している。

今年度は、京王線8000系3本26両、井の頭線1000系2本10両を「より省エネ性能の高いVVVFインバータ制御装置」へ更新する。

また防犯対策として、この京王線8000系2本16両と井の頭線1000系2本10両に車内防犯カメラを設置。

同じく京王線8000系2本16両と井の頭線1000系2本10両の車体改修にあわせ、車いす・ベビーカースペースを設置。全車両に拡大する。

車内液晶ディスプレイも更新。2020年度は、井の頭線1000系2本10両に車内ドア上液晶ディスプレイ2画面化工事を実施。これで井の頭線のすべての車両の車内液晶ディスプレイが2画面化させる。

車内の多言語化も推進。2020年度は京王線8000系2本16両、井の頭線2本10両に英語に対応した車内自動放送装置を導入。

これで井の頭線はすべての車両に自動放送装置が整うかたち。

さらに、照明の省エネルギー化も実施。2020年度は笹塚駅やつつじヶ丘駅などのホーム・コンコース照明をLED化、2000年に登場した京王線9000系8本16両の前照灯LED化工事を実施する。

京王電鉄の2020年度鉄道事業設備投資は総額225億円。

◆鉄道チャンネル公式YouTube
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