冬の東海道新幹線 米原区間に新型エゼクタノズル スプリンクラーを国内初導入、2021年3月まで散水試験

2020.12.10

冬の東海道新幹線。岐阜・滋賀を通過する区間ではさまざまな雪対策が行われている。

JR東海はこの冬、東海道新幹線 滋賀県米原市北方の200メートル区間に、新型ノズル「エゼクタノズル・スプリンクラー」を国内初導入。2021年3月まで散水を試験し、効果を検証する。

JR東海が今回、開発したエゼクタノズル・スプリンクラーは、ノズルに空気を送り込み、現行のスプリンクラーに比べ、水の粒の大きさ(直径)を平均11%程度小さくできる。

水の粒の大きさを小さくすることで、氷点下の気象条件下でも雪の表面全体を濡らすことができ、列車風による雪の舞い上がりを起こりにくくする。

また、空気を送り込んで散水することで、使用する水の量をおさえることもできる。線路延長20メートルあたり、1時間約100リットルの節水を見込む。

JR東海は冬季期間、東海道新幹線の米原駅を含む区間でスプリンクラーによる散水を実施。

列車の走行により舞い上がった雪が車両床下に付着し、塊となって線路に落下してバラストを跳ね上げることで、車両床下の機器を破損することを防いでいる。

東海道新幹線 米原付近では、今回の新型ノズル「エゼクタノズル・スプリンクラー」による散水のほか、ラッセル車・ロータリーブラシ車・電気融雪器による除雪、降雪情報装置による濡れ雪判断、車上カメラ、地上カメラによるリアルタイム監視などを実施。

N700系50編成16号車についた車上カメラや、地上カメラが、関ヶ原・米原・京都地区で車体についた雪が変化する状況を確認。雪の状態を把握しながら適切な運転速度を判断している。

また、名古屋や大阪では人力による高圧洗浄機を使用した雪落とし作業も行われている。


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