阪急電鉄と阪神電気鉄道で2019年5月から運行している「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」が、第4回「ジャパンSDGsアワード」(持続可能な開発目標(SDGs)推進本部主催)特別賞「SDGsパートナーシップ賞」を受賞した。

阪急・阪神 SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号は、列車の車体に施すラッピングや車内に掲出するポスター、ステッカーなどをすべて SDGs に関連するものにし、SDGs 認知向上と、SDGsをテーマにしたさまざまな活動を広く社会に普及させ、持続可能な未来を創造するきっかけとなることをめざした編成。

列車内には、国や沿線の自治体をはじめ、SDGsの達成にむけて先進的な取り組みを行っている企業や市民団体など、多様な団体との連携を図り、各団体の取り組みや SDGs について学べるポスターを掲出。編成全体で SDGs に関するさまざまなメッセージを発信している。

そして最新の省エネ車両を使用し、走行にかかる電力をすべて(実質的に100%)再生可能エネルギーでまかなっている阪急と阪神は、ことし2020年9月から、東急グループとも協働。東急電鉄の東横線・田園都市線・世田谷線を走る「SDGsトレイン 美しい時代へ号」と共通のヘッドマークをつけ、「SDGsトレイン2020」として運行している。

「未来にわたり住みたいまちづくり」をめざし、2009年から社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」に取り組んでいる阪急阪神ホールディングスグループ。今回の阪急・阪神 SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号は、こうした取り組みのひとつとして、産・官・市民が連携し SDGs 達成にむけたメッセージを発信しよう思いで実現した。

阪急阪神ホールディングスグループは、ことし5月に「阪急阪神ホールディングスグループ サステナビリティ宣言」を発表。今後も、持続可能な社会の実現にむけて、SDGs への取り組みをすすめていくという。