東海道線 下り小田原方面電車に乗って大船を過ぎると、左車窓に鎌倉車両センターでやすむ成田エクスプレスE259系やE235系、E217系の一群がみえてくる。

その先すぐ、左車窓に神戸製鋼所 藤沢事業所、右車窓にミズノフットサルプラザ藤沢がみえる。このフットサル場のちょっと先に、東海道線の村上新駅(仮称)ができる。

神奈川県の新駅設置イメージ図↑↑↑をみると、藤沢市村岡地区と鎌倉市深沢地区の土地区画整理事業のエリアが赤く囲ってある。

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このなかの藤沢市村岡地区は、もともと湘南貨物駅という駅を含む土地。鎌倉市深沢地区は、もともと国鉄・JR東日本 大船工場があった。

国土地理院の航空写真↑↑↑をみる。1988年当時、東海道線 大船~藤沢を上空からみた絵で、赤い屋根の工場が現在の神戸製鋼所 藤沢事業所など。

その左にあるヤードが、湘南貨物駅。柏尾川をはさんで赤い屋根の工場の右側(東側)に広がるのが、大船工場。

1969(昭和44)年に開業した湘南貨物駅の生涯は意外と短く、16年が経った1985(昭和60)年に廃止。ヤードの線路はほぼ撤去され、その東京寄りの土地にフットサル場やテニスコートがある。

このフットサル場付近に駅舎ができる格好で、イメージ図では大船工場側にもむいて駅舎が立つ。イメージ図からみると、ホームは島式か。

いっぽうの大船工場は、湘南貨物駅よりも長く、1945(昭和20)年から2006(平成18)年まで、60年以上も稼働した。

国土地理院の航空写真には、大船工場からほぼ直角に右カーブし、横須賀線へと続く連絡線も映っている。

―――2032年開業をめざす 東海道線 大船~藤沢 新駅。新駅と湘南モノレール湘南深沢駅の間は、20分前後で歩けそう。