新型車両E131系イメージ 画像:JR東日本千葉支社

JR東日本千葉支社は2021年3月13日のダイヤ改正より運行を開始する新型「E131系」について、運行開始に先立ち車両の展示会を実施する。展示場所と日時は下記の通り。

■外房線 勝浦駅(1番線ホーム)
2021年3月2日(火)13:30~14:30

■内房線 館山駅(1番線ホーム)
2021年3月3日(水)13:00~14:00

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■鹿島線 潮来駅(2番線ホーム)
2021年3月6日(土)13:30~14:30

客室内・半自動ドアボタンイメージ 画像:JR東日本千葉支社

車両の客室内や外観の見学だけでなく、「半自動ドア」の機能なども体験できる。「運行開始に先立ち、バリアフリー化が進んだ車内や情報提供の充実した設備等をご覧いただきたく、展示会を開催します。『快適性』『安全性』『安心』を体験できますので、お気軽にお越しください」と同社は呼び掛ける。

会場までの交通費は必要だが、入場料は無料。電車で向かう場合は一旦改札を出て、専用口での受付後に入場。専用口までは係員が案内し、帰る際も専用口から退場する。駐車場は用意していない。なお、コロナウイルスの感染防止策として同社はマスクの着用などを呼び掛け、当日会場では検温や入場制限などを行う。

新型車両「E131系」の特長や運転区間

新型車両「E131系」は、2両編成12本、計24両導入される予定。特長は次の通り。

・客室の一部をセミクロスシートとし、車体の幅を広げ座席幅を1人あたり460㎜に(209系は450㎜)。低座面化を実現し、クッション性も向上させている。
・半自動機能搭載ドアを使用。荷物が挟まれた場合でも荷物を引きやすく。ホームとの段差も低減。
・一部のドア上部に17インチの案内表示画面を設置し運行情報を提供。多言語にも対応。
・前面や側面にフルカラー行先表示器設置。
・各車両に車いす・ベビーカー利用者のためのフリースペースを設置、トイレも車いす対応の大型洋式トイレに。
・各車両の客室に車内防犯カメラを設置。非常通話装置は1両につき4台。
・車両側面にカメラを設置することで乗務員が運転台から乗客の乗降を確認する機能など、ワンマン運転に対応した機器を搭載。
・モニタリング技術を活用した車両搭載機器や線路設備の状態監視機能により故障の予兆を把握、事前に対処することで安全性・安定性向上を実現。
・主回路機器にSiC(炭化ケイ素)半導体素子を採用。車両の消費電力を抑制。
・車両のデザインは、優雅で生命感のある房総の海をイメージした明るい青色と内陸を彩る菜の花の色をイメージした黄色の帯を配置。前面は房総の海の波しぶきをイメージした水玉模様。

投入線区 図の青い線は現在209系等が運行中
E131系の特徴
209系との性能比較

鉄道チャンネル編集部